リーグ開始から20年を経過したこの時期を捉え、東京五輪・パラリンピックが開かれる2020年に向けた新たな努力目標を掲げることで、さらなる発展につなげる狙いがある。 軸の一つとして盛り込む方向なのが、「J1の平均観客数を2万人以上に」。近年、Jリーグの観客動員は横ばいか、やや減少傾向にあり、13年のJ1のクラブ平均入場者数は1万7226人。ホームスタジアムの収容人員の違いもあり「2万人」の達成は容易ではないが、関係者は「各クラブで目標を共有することが大切」と話している。 ほかに、各クラブの収入増や、観戦環境の改善、アジア戦略の強化についての目標を盛り込むことも検討されそうだ。関係者は「東京五輪も起爆剤に、全クラブを挙げて施設整備やサッカーの質の向上などを目指す」と話している。