サッカーJ1仙台の元選手で、タイ・ディビジョン1リーグ(2部)のPTTラヨーンに所属するFW大久保剛志選手(30)=宮城県岩沼市出身=が、来年の日タイ修好宣言130周年に合わせてタイのテレビ局が制作するドラマ「Rock Letter(ロック・レター)」に出演する。東日本大震災後の仙台市などが舞台で、来年7月にタイで放映される予定。大久保選手は「タイ人が東北に目を向ける契機になるといい」と話す。 ドラマは、2004年のスマトラ沖地震で亡くなった日本人から託された石を手掛かりにタイ人女性が来日し、この女性を含む2組の男女が恋愛や友情を育む内容。大久保選手は、亡くなった日本人の兄の若い頃の役で登場するという。 知人を介して知り合った日本人プロデューサーで弟役を演じる新鞍(にいくら)トシヤさん(東京都)に打診され、出演が決まった。 「ドラマに出演するとは思わなかったが、仙台、宮城が舞台なので
J1仙台のブラジル人MFハモンロペス(27)が、J1柏に完全移籍することが2日、分かった。 ハモンロペスは2014年6月、FCヴォリン・ルーツィク(ウクライナ)から完全移籍で加入した。入団当初はパスをつないで攻撃する日本のサッカーに適応できず、同年のリーグ戦は5試合出場、1得点にとどまった。今季限りで退団した同郷のFWウイルソンらの助言を受けながら徐々に存在感を発揮。15年は26試合出場しチーム最多タイの7点を挙げた。 2トップの一角を担った今季はリーグ戦32試合に出場し、チーム最多の10得点。10月1日のアウェー鳥栖戦でクラブJ1史上初のハットトリックを達成するなど、攻撃面でなくてはならない存在となっていた。 2016年12月03日土曜日
<ベガルタ>ピッチサイド/水野の「兄」心 「晃樹さん、うそついてた。来年も仙台でやるって。ほんと、ひどいですよ…」。MF佐々木はクラブハウスの前で目を真っ赤にしながら声を詰まらせた。 27日の最後のミーティング。契約満了を迎えた水野が、チームメートの前で別れのあいさつをした。その場で退団を聞かされた佐々木は「お子ちゃまのよう」(水野)に号泣した。 ルーキー佐々木は、J2千葉から同じく新加入した水野を兄のように慕った。効果的な筋力トレーニングの方法や海外でのプレー経験など、元日本代表からさまざまなことを教わった。佐々木がけがで長期離脱した時は、真摯(しんし)に悩みを聞き、精神的な支柱となった。 弟のような佐々木に最後まで黙っていたのは、こんな訳があった。「事前に言うと、あいつは練習試合で俺ばかりにパスを出す。それは匠(佐々木)のためにならない」 今季リーグ戦は出場8試合で無得点。「戦
サッカーJ1仙台が練習場所として使用している仙台市泉区野村の市泉サッカー場の西フィールド(約9200平方メートル)の天然芝の張り替え工事が本格化している。芝は10月末までに張り替えられた後、養生期間を経て本年度末に完成。来年の南東北インターハイのサッカー競技の試合会場にも使われる予定だ。 市スポーツ振興課によると、8月初めに着工し、同下旬に重機による土の掘り起こしが始まった。芝を根こそぎ入れ替えるため、数十センチの深さまで掘り返された土が山のように積み上がっている。 2002年に同サッカー場が完成してから全面的な芝の張り替えは初めて。以前からピッチの硬さを指摘してきたJ1仙台の渡辺晋監督は「環境改善を訴えてきたので、ありがたい。これまでの冬芝だけでなく、夏芝との混合の芝になると聞いており、いいピッチになれば練習の質も上がる」と期待している。 西フィールドの芝張り替え工事は事業費約1億
J1仙台のDF鎌田次郎(30)とDF上本大海(33)が、今季限りで退団することが27日、分かった。鎌田はJ1柏へ、上本はJ2長崎へそれぞれ完全移籍する。 鎌田は2010年に柏から仙台入り。1年目からセンターバックの定位置をつかみ、今季までの通算6季でリーグ戦176試合、ヤマザキナビスコ・カップ29試合に出場した。安定感のある守備と正確なキックで貢献し、11年にはチームの年間MVPに輝いた。 上本は12年にC大阪から仙台に入団。4季通算でリーグ戦39試合、ヤマザキナビスコ・カップ戦4試合に出場。度重なるけがに苦しんだが、練習では積極的に声を掛け仲間を鼓舞するなど、ムードメーカーとして存在感を示した。 2015年12月28日月曜日
<ベガルタ>山本が松本へ完全移籍 J1仙台のFW山本大貴(24)が、来季J2に降格する松本へ完全移籍することが26日、分かった。出場機会の多いチームへの移籍を希望したとみられる。近日中にクラブから発表される。 山本は2014年に駒大から仙台入り。同年6月に期限付き移籍した松本では、リーグ戦26試合に出場し7得点。豊富な運動量と守備の裏へ飛び出す機敏な動きで主力として活躍し、J1初昇格の立役者となった。 今季仙台に復帰したが、2月の練習試合中に右膝の靱帯(じんたい)を損傷する大けがを負い、出遅れた。リーグ戦は15試合出場(先発なし)で1得点、ヤマザキナビスコ・カップは3試合先発で無得点に終わり、力を発揮できなかった。 2015年12月27日日曜日
2部降格に知事「J1定着でスタジアム」 吉村美栄子山形県知事は26日の定例記者会見で、サッカーJ2降格が決まったJ1山形のスタジアム構想に関し「従来からJ1に定着した先にスタジアムがあると話してきた」と述べ、来季の成績などを見守る姿勢を示した。 吉村知事は「モンテディオ山形は県民の宝で、引き続きできる限り運営を支援していきたい。1年でJ1復帰することを期待している」とも話した。 チーム運営会社は、5月に新スタジアム構想の検討委員会を発足させ、近く建設地には触れない形で提言をまとめる。
人気グループ「嵐」のコンサートが開かれた宮城県利府町の宮城スタジアムで27日、サッカー女子、プレナスなでしこリーグの仙台レディース(仙台L)-千葉戦が開かれた。大勢の嵐ファンが訪れた直後の試合で、芝生の状態が心配されたが、最新素材のマットが活躍し、ピッチ状態はおおむね良好。試合は無事に終了した。万全の対策が功を奏し、関係者は胸をなで下ろした。 コンサートは秋の大型連休(19~23日)中の4日間で、計20万人以上を動員。ピッチ上に観客の一部を入れ、大型舞台を設置して行われた。施設を管理する宮城県スポーツ振興財団は「(休演日を含む)5日間芝を覆い、20万人のイベントを開くのは全国でも聞いたことがない」として、ピッチ保全の準備を進めた。 同財団によると、4~6月、実際に5日間通してピッチの上にマットを敷き詰め、負荷の調査を6回行った。結果、ピッチを覆っても光と空気を通し、芝生の光合成を阻害し
サッカーJ1山形のスタジアム構想をめぐり、山形市長選(9月6日告示、13日投開票)に立候補を予定する有力2新人の主張の違いが鮮明になっている。ともに市内への建設を掲げながら、元防衛省職員梅津庸成氏(48)=民主・共産・社民・生活推薦=は本拠地移転を打ち出すのに対し、元経済産業省職員佐藤孝弘氏(39)=自民・公明推薦=は現本拠地がある天童市に配慮、一部ゲームを行うすみ分けを強調する。 「モンテディオのサポーターの7割が山形市民。なぜ天童まで試合を見に行かなければならないのか」 山形市で7月31日にあったNPO法人主催の意見交換会。梅津氏はJ1山形の本拠地を山形市に移す考えをあらためて説明した。 「街づくりの観点からも公式競技場は必要だ」と力説。市民の関心が高い問題で佐藤氏と訴えに差が出ている状況を捉え、取材にも「重要な争点の一つになる」と意気込む。 スタジアム構想をめぐっては2013
「Kスタ」名称変更へ 日本製紙、契約更新せず プロ野球、東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地、県営宮城球場(仙台市宮城野区)の愛称の命名権(ネーミングライツ)を持つ製紙大手の日本製紙(東京)が、年内で満了する契約を更新しない意向を宮城県に伝えたことが31日、分かった。県は近く、新たな命名権者の公募を始める。「日本製紙クリネックススタジアム宮城」(Kスタ宮城)の愛称は今年限りとなる見通しとなった。 日本製紙は2007年の公募に応じ、08年1月から年2億5000万円の3年契約で命名権を取得。11年に年2億円で3年契約を更新した。契約企業には優先交渉権が与えられるが、期限の8月末まで行使しなかった。 同社は日本製紙グループの中核企業で、経営効率化の一環とみられる。東日本大震災では主力の石巻工場(石巻市)が津波で被災した。命名権について同社は「現段階ではコメントできない」と話している。 県は
山形新スタジアム構想で焦点 屋根基準半数のクラブ満たさず J2山形の本拠地、NDソフトスタジアム山形。多くのクラブと同様、屋根の基準は満たしていない=天童市 サッカーJ2山形の本拠地誘致を視野に入れた山形市の新スタジアム建設構想で、焦点となっているJリーグのクラブライセンス制度の施設基準をめぐり、観客席の屋根の基準を満たしていないクラブが22に上り、このうち約7割は基準達成の見通しも立っていないことが分かった。施設を所有する自治体の厳しい財政状況から、巨額の投資に踏み切れない事情がうかがえる。ただ、計画段階を含めると、Jリーグの半数以上のクラブが屋根の基準を満たす予定で、施設の整備状況は二極化の様相も見せている。(山形総局・関川洋平) ◎他の施設を優先 河北新報社が、2013シーズンのJリーグライセンスを取得した41クラブのうち、「B等級の基準未充足」と判定された36クラブに取材した結果
J1仙台を退団するFW大久保剛志(25)=岩沼市出身、171センチ、65キロ=が、日本フットボールリーグ(JFL)のソニー仙台に移籍することが25日までに分かった。近日中に発表される。 大久保は中学、高校とJ1仙台の下部組織で育ち、2005年にトップチーム昇格。昨季まで3シーズンにわたってソニー仙台に期限付き移籍し、今季から仙台に復帰した。だがFW陣の層は厚く、途中から右サイドバックを練習するなど出場機会を得るため試行錯誤したが実らなかった。リーグ戦ではベンチ入りできなかった。 大久保が2季ぶりに復帰するソニー仙台は、東日本大震災の影響で今季のリーグ戦に途中参加。最下位に沈んだが、解散するチームがあるなどして残留を果たした。田端秀規監督(41)が退任し、来季は新スタッフ陣の下で戦う。 2011年12月26日月曜日
宮城県外郭団体、累積赤字190億円 10年度決算 宮城県の外郭団体の2010年度決算で仙台空港鉄道(名取市)など15団体が、総額190億8533万円の累積赤字を抱えたことが17日、分かった。赤字団体は09年度から3団体増え、赤字額は76億6656万円拡大した。県は外郭団体の経営改善に取り組むが、10年度末に発生した東日本大震災の影響で財務状況はさらに悪化した。 15団体と累積赤字額は表の通り。 最多は仙台空港鉄道の61億3225万円で、前年度の34億6541万円から1.7倍に増えた。 仙台空港アクセス線の利用促進を図り、乗客数は前年度を上回るペースで推移する中、震災で運行休止を余儀なくされ暗転した。施設被害も甚大で18億7890万円の特別損失を計上した。 仙台空港ビル(名取市)は前年度までは剰余金を出す安定経営が震災で一転、31億3281万円の赤字となった。航空貨物を扱う仙台エアカ
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