一般社団法人ヴィッセル神戸スポーツクラブは、サッカー・J1ヴィッセル神戸の練習場「いぶきの森球技場」(神戸市西区)に人工芝と天然芝を組み合わせた「ハイブリッド芝」を試験的に採用した。 来年夏にかけて、使い勝手や芝の耐久性などを確かめる。 ハイブリッド芝は、ヨーロッパで20年以上前から研究が進み、多くの種類が開発され、ワールドカップなど国際大会の公式会場でも採用されている。ただ、Jリーグは天候の影響や選手の安全面への配慮から公式グラウンドは天然芝に限ると規定しており、国内での採用はない。 同法人の三木谷研一代表理事は「海外経験のない若手選手らが、試合で戸惑わないように」と、練習場で試験的に採用することに。昨年9月に英国サッカー協会のナショナルトレーニングセンターを視察するなどして、英SIS社が開発した「SISGrass」に決めた。 発芽から数日後の天然芝に、縦横2センチ間隔で合成樹脂製の人工