新国立競技場の整備計画に向け、当初のデザインを手がけたイラク出身の女性建築家の事務所と日本の設計事務所が、チームを組んで公募に参加すると発表しました。 新国立競技場は、政府が新たな整備計画を決定したことを受けて、事業主体のJSC=日本スポーツ振興センターが設計から施工を一貫して発注する「公募型プロポーザル方式」で、今月1日から公募を始めました。 日建設計は、おととしの5月から、イラク出身の女性建築家、ザハ・ハディド氏が手がけた新国立競技場の当初のデザインについて、ほかの設計事務所と共同で基本設計などに携わりました。今回の新たな整備計画について「2年間の経験や知見を活用するため、デザインの監修者と設計者は継続して関与することが望ましい」として、ハディド氏の建築事務所とチームを組み、公募に参加するということです。 ハディド氏は「これまでの取り組みと知見を基に、私たちは十分コストを考えたデザイン