横浜市の大型マンションの傾斜問題が広がりを見せている。 杭の施工データの偽装だけでなく、杭の根固め(先端部を地盤に固定)のためのセメントミルクのデータも偽装されていたという。 もくじ 社員1人にマンションの傾斜問題の責任を押し付けていないか 「横浜市のマンション傾斜問題」の7人のプレーヤー 大手不動産のメディア・タブー性 社員1人にマンションの傾斜問題の責任を押し付けていないか 住民説明会の後、旭化成建材の前田富弘社長は記者の質問に対して、次のように答えている。 断定はできないが改ざんはミスではなく悪意を持って施工不良を隠そうとしたとみている。 杭の施工は二人一組で担当する。機械オペレーターと施工管理者だ。改ざんに関わったのはおそらく1人で弊社の施工管理者だ。キャリア15年のベテランといえる。 この社長発言は、大型マンションの傾斜問題の責任を、外部から旭化成建材に出向していたキャリア15年