能登半島地震で被災した石川県輪島市の避難所で、名古屋工業大が開発し、断熱性などに優れた段ボール製の簡易住宅「インスタントハウス」が設営されている。発生間もなく自ら避難所に持ち込んだ北川啓介教授(49)=建築設計=が、東日本大震災をきっかけに開発を進めてきた。 子ども連れの家族ら約800人が避難している輪島中学校。5日、窓ガラスが割れて冷たい風が入る体育館に高さ2・5メートルの茶色い鉛筆のような「家」が6棟並んでいた。女性の着替えや子どものおむつ交換の場として使われていた。
トルコ南東部で発生し、トルコとシリアに甚大な被害をもたらした地震では、多くの建物が倒壊した。その中には、耐震性能をうたう比較的新しいものも含まれた。真新しいマンションが崩れた様子に、トルコ国内では怒りの声が上がっている。BBCは、がれきと化した新しい建物3棟に注目し、その安全性について調べた。 マグニチュード(M)7.8と7.5の2つの地震が6日未明と同日午後にトルコ南東部で発生し、トルコ南部とシリア北部にまたがる広い地域で数千棟の様々な建物が倒壊。2万人以上が死亡した。
避難所として利用されているドームハウス=熊本県南阿蘇村の阿蘇ファームランドで2016年6月13日午前10時38分、野田樹撮影 特殊発泡スチロール製…阿蘇ファームランド 熊本地震で被災した熊本県南阿蘇村にある健康テーマパーク「阿蘇ファームランド」内の宿泊施設「ドームハウス」の防災機能の高さに注目が集まっている。同村では地震で4600棟超の建物が損壊したが、菓子の「まんじゅう」から着想を得た特殊発泡スチロール製の半球形ハウスはほとんど損傷せず、被災者約600人(24日現在)が避難生活を送る。 阿蘇ファームランドは4月16日の本震で敷地内のアスファルト舗装に多くのひびが入るなどの被害を受けて休業中だが、約450棟のドームハウスに目立った被害はなかった。おわんをひっくり返したようなドームハウスは直径約7メートル、広さ約40平方メートル。特殊発泡スチロール(厚さ約20センチ)製の建材をつなぎ合わせた
【追記】 はてブなどでご指摘頂いた、「樋口清之の著書が瓦の落下と地震に関する初出ではないか」ということに関して、記事をまとめたので、参考までにご覧ください。 ibenzo.hatenablog.com 熊本を中心とした地震の大きな被害は、遠方であっても心を痛める出来事です。 そして、こういう災害に乗じて起こるのがデマや流言と言った類です。すでに、「井戸に毒を流した」レベルのくだらないデマがTwitterなんかを席巻しているようですが、その中でも私が気になったのは、以下のものです。 grapee.jp 熊本城の天守閣の瓦が落ちている映像が随所で流れていましたが、それは「日本建築」が、「地震時には瓦は振るい落とされ、建屋の倒壊を防ぐ」ためにわざとそうしている、といった意味があるんだとか。 なるほど、調べてみるとそんな記述がネット上には転がっています。 瓦がズレ落ちるように、わざと瓦を固定してい
最大震度7の強い地震が襲った熊本県にある「ズレたマンション」の写真が、ネット上で拡散されている。 震災被害による「亀裂」のようにも見えるマンションの状況は、実は、あらかじめこうなるように設計されていた「エキスパンションジョイント」という機能によるものだという。専門家も「(マンションは)安全設計だった」と指摘する。 地震の揺れを分散させたり、吸収したりする 2016年4月14日夜に震度5強の地震に見舞われた熊本市中央区の13階建てマンションは、一夜明けた15日、二つの棟を各階で結ぶ渡り廊下が、1か所を起点に最上階までズレているように見える状態となった。この写真がネット上で拡散され、テレビや新聞などの報道各社も「亀裂が走った」「分断状態になった」と取り上げた。 「震災被害」「マンションの脆弱性」の象徴と見なされそうな写真だが、これは「エキスパンションジョイント」と呼ばれる、地震の衝撃を緩和する
【画像】 熊本民「うちのマンション割れてます」写真が大反響 1 名前: エルボードロップ(東京都)@\(^o^)/:2016/04/15(金) 11:24:47.54 ID:VS+eLA4y0●.net *mayu*@mayu0517love_ うちのマンション、割れてます http://twitter.com/mayu0517love_/status/720733148376510468 3: ジャンピングパワーボム(北海道)@\(^o^)/ 2016/04/15(金) 11:25:24.99 ID:IHFdqmTn0.net まじ? 11: ときめきメモリアル(庭)@\(^o^)/ 2016/04/15(金) 11:26:36.72 ID:36sPcOj/0.net 割れてるって何だよと思ったら確かに割れてた 17: テキサスクローバーホールド(庭)@\(^o^)/ 2016/04/1
日経平均予想レンジ――3万8000~3万9500円 日米中銀の金融政策決定会合を控えた今週の日本株相場は、日経平均株価が方向感なく推移した。需給・テクニカルのポイントが集中する3万9000円どころの抵・・・ …続き
関東・東北水害で、大きな被害が出た茨城、栃木両県では13日も行方不明者の捜索が続き、新たに男性3人の死亡が確認された。このうち1人は、茨城県常総市が鬼怒川の堤防決壊前に避難指示などを出していなかった三坂町で発見された。同市高杉徹市長は記者会見で「行政上のミスだった」と認めて謝罪した。一方、三坂町の住宅が流される中で、一軒の白い家がそのままの形で残った。ネット上では、頑丈な家が危機的状況にあった近隣住民の命を守ったと話題になった。 常総市三坂町の堤防決壊現場で、周囲の住宅が流されたり半壊する中、1軒の白い家がそのままの形で残った。流れてきた家を受け止め、さらには濁流の中、電柱につかまった男性が助かった要因になったとみられている。電柱は、白い家のすぐ下流に立っており、家により水流も弱まったとインターネットなどでたたえられている。 この様子は、テレビ中継され、ネット上でも「あの白い家はすごい」と
地下鉄名古屋駅が9月25日に大雨の影響で浸水した事故は、超高層ビル「JPタワー名古屋」の建設工事が原因だった。施工者の竹中工務店が下水管を十分に閉塞していなかった。なぜ、閉塞は不十分だったのか。日経アーキテクチュアの取材で、施工手順の認識に食い違いがあったことが明らかになった。
東日本を襲った今回の大雪では、屋根の崩落の被害が相次いだ。水分を含んだ重い雪による負荷が屋根にかかったとみられ、専門家は首都圏の雪に対する脆弱(ぜいじゃく)性も指摘している。 防災科学技術研究所雪氷(せっぴょう)防災研究センター(新潟県長岡市)によると、今回の雪は8日の乾いた雪とは違い、水分を含んだ重い雪になったという。 海上自衛隊の航空機が置かれた神奈川県大和市の民間会社の格納庫の屋根が陥没。横浜市の東急こどもの国線こどもの国駅では約40メートルにわたりホームの屋根が崩れた。東急電鉄は「雪が積もった後に雨が降り、重さが増した」としている。 芝浦工業大名誉教授(建築学)の三井所(みいしょ)清典氏(75)は「雪国と違い首都圏に雪の負荷を考えた建物の基準などがないことも背景にある」と話す。条例で数メートルといった雪の荷重に耐える屋根の強度を求めている雪国に対し、首都圏は雪の想定はしていない。
冷たく無機質なコンクリートの巨大な壁が海岸線に沿ってどこまでもまっすぐに屹立している。数十年に1度、あるいは数百年に1度という頻度で荒れ狂う海と闘うために、そこに海があることさえ頑なに拒絶しようとしているかのようだ。さしずめ現代版「万里の長城」といったところだろうか。人は技術によって自然を屈服させることができるのだ、と天に向かって叫んでいるようで、そら恐ろしくなる風景である。 東日本大震災の巨大津波が襲った東北地方沿岸で、いま、粛々と「巨大堤防」の建設が進んでいる。やっとの思いで復興を遂げた「ゆりあげ港朝市」(宮城県名取市閖上)の取材に行った際、朝市で偶然出会った建築家はこう言った。 「堤防見ましたか。涙が出ますよ。あんなものをどんどん造ってしまって、いいんでしょうか」 建築家の案内で現場を見に行くことにした。巨大堤防の計画については、以前このコラムでも取り上げたことがあったからだ。 地元
京都大学は5月20日、日立造船との共同研究によって開発された、津波や高潮、洪水そのものの浸水による浮力を駆動力として利用して浸水を防ぐという、新しい作動原理の津波対策設備「無動力かつ人的操作が不要な陸上設置型フラップゲート(防水設備)」が、実用化されることになったと発表した。 成果は、京大 防災研究所の間瀬肇教授、同 安田誠宏助教、日立造船の仲保京一氏らの共同研究チームによるものだ。 東日本大震災では、多くの水門や「陸閘」が停電で遠隔操作できない状況となり、手動によるゲート閉鎖作業に従事した消防団員の方々が数多く被災してしまった経緯がある。なお陸閘とは、堤防などの海側にある施設(漁港、港湾、砂浜)を利用するために、車両や人の通行ができるように途切れさせてある開口部を、津波や高潮などの増水時に、その開口部を塞いで浸水を防ぐ役割を果たす門扉のことだ。 よって、これからの津波対策設備はソフト対策
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