携帯電話やゲーム機など、さまざまな製品に組み込まれているATOKのプロダクトオーナーを務めるジャストシステム ATOK製品開発部関郁仁氏。1995年、大学を卒業後に同社に入社し、今年で13年目のエンジニアだ。 「大学では、情報工学部制御システム工学科に在籍していました。制御システム工学科という学科は、ソフトウェアというよりはハードウェア開発に近い分野を勉強する学科です。卒業後はハードウェア開発の仕事に就く人が多いのは事実ですが、私自身は、学生時代からソフト開発に興味を持っていました。先輩でジャストシステムに入社した人がいた縁もあって、ソフト開発をしたいという希望を持って入社を決めました」(関氏) 入社後は望みどおり、ジャストシステムでパッケージソフトの開発を担当。その後、1998年、現在所属する組み込み向けシステム専任の部隊の前身で、Windows CE版のATOKの開発にかかわる。それ以