「餃子の王将」を展開する会社が、特定の企業グループにこれまで200億円以上の資金を流出させていたことが29日明らかになりましたが、きっかけは27年前、店舗の火災で死亡した遺族への補償交渉でした。 「王将フードサービス」の元社長・大東隆行さん(当時72)射殺事件をめぐり会社が設置した第三者委員会は、特定の人物A氏が関係する企業グループにこれまで約200億円の資金が流出し、170億円が回収されていないと発表しました。 報告書によりますと、1989年王将の店舗で起きた火災で遺族との補償交渉を創業者の知人・A氏が担当し、この際に王将が1億円を支払っていました。 これをきっかけに、企業グループとビルや土地の購入などの不適切な取引が続いたということです。 「なぜそういう状況にかかわらず関係が切れないかというと、トップダウンで言われたときそれ以外を考えない企業文化があったのか…」(第三者委の会見
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