自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる事件で、東京地検特捜部が、松野博一前官房長官や、高木毅国会対策委員長、萩生田光一政務調査会長ら安倍派の複数の幹部側に任意の事情聴取を要請したことが関係者への取材で新たにわかりました。安倍派ではパーティー収入の一部を裏金化する運用が組織的に行われていた疑いがあり、特捜部は、派閥の幹部としての認識や、キックバックを受けた議員側としての認識について、それぞれ確認を進めるものとみられます。 最大派閥の安倍派「清和政策研究会」や二階派「志帥会」では、所属議員がパーティー券の販売ノルマを超えて集めた分の収入を議員側にキックバックし、その分を派閥の政治資金収支報告書にパーティーの収入として記載していなかった疑いがあり、東京地検特捜部は政治資金規正法違反の疑いで安倍派と二階派の事務所を捜索し、捜査を進めています。 このうち安倍派では、派閥の幹部6人を含む大半の所属議
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