沖縄県・尖閣諸島沖の公海で中国漁船とギリシャ船籍の貨物船が衝突した事故で、新華社電は13日、中国当局が貨物船を福建省の港に停泊させて調べるとともに、行方不明者の捜索も続けていると伝えた。 事故では日本の海上保安庁の巡視船が漁船の乗員6人を救助し、中国のネット上では「海警局はどこにいる」との批判も上がった。中国当局による事故原因の調査などを強調し、批判をかわす狙いとみられる。 事故は11日早朝、尖閣諸島の魚釣島北西約65キロの公海で発生。漁船は間もなく沈没し、乗員6人は救助されたが、8人が行方不明になっている。(共同)