アプリ開発者にとって、より効率的に利益を生み出すのは、アップルのiOSエコシステムである。 Androidスマートフォンやタブレットの売上から見れば、グーグルのエコシステムは開発者に対してもっと対価を支払うべきではないだろうか。というのも、Androidの売上高がアップルのiPhoneとiPadよりも上回っているだけでなく、アップルのiOSエコシステム関連収益よりもAndroidエコシステム関連収益の方がより高いシェアを占めているからだ。 にもかかわらず、Android開発者よりもiOS開発者の給料の方がいいのである。何が、というより誰がそれを払っているのだろうか? その答えは効率性にある。グーグルが多種多様なパートナーと利益をシェアするのに対して、アップルは収入源を一元化することができる。ところが、Androidはその普及規模によって、iOSによる収益をも上回る日が近いかもしれないのだ。