ナイキが今秋、最新の厚底シューズを発売した。再生原材料やリサイクル原料を使った“サステナブル”なシューズだ。スポーツライターの酒井政人さんは「地球環境を意識したコンセプトに共鳴する消費者もいますが、3万8500円と高額。ここ20年、年収がほとんど上がらず、韓国よりも低い日本人には手が届きにくいかもしれない」という――。 ナイキの最新厚底シューズが3万8500円もするワケ エコバッグ、マイボトル、オーガニック商品、エコカー、フェアトレード商品……。「SDGs」の合言葉のもと、生活のなかにサステナブルなアイテムが増えている。 スポーツ界でもそうした世界的潮流に合わせ、ナイキがリーダーシップを発揮している。今秋に発売した「エア ズーム アルファフライ ネクスト ネイチャー」(以下、ネイチャー)は、マラソン界を席巻している厚底シューズの最上位モデルである「エア ズーム アルファフライ ネクスト%」