南アフリカ・ヨハネスブルク(Johannesburg)から西へ800キロにあるスラム集落Plangeneに暮らすマリア・マグデレーナ・エウスさん(2010年10月30日撮影)。(c)AFP/JOSHUA HOWAT BERGER 【2月15日 AFP】このスラムの中では、メインストリートにある給水タンクの影が唯一の日陰で、太陽の移動とともに、住民たちも影を追って移動する。備蓄量1万リットルのタンクに水が補給されるのは週3回で、これがこの集落Plangeneが受けているたった1つの行政サービスだ。 南アフリカ・ヨハネスブルク(Johannesburg)から西へ800キロのPlangeneは、「カラード(混血)」世帯が暮らす非公式集落だ。彼らは北ケープ(Northern Cape)州の白人が所有するワイン農園内の家から立ち退かされてきた農民たちで、トタン屋根の小屋が50戸ほど点在する集落には、