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伊集院静に関するarisakamigiwaのブックマーク (4)

  • 『お父やんとオジさん(上・下) (講談社文庫)』

    誇りを失った豚は、喰われるしかない。イエスはこれを聞いて言われた。 「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」 (マルコによる福音書2章17節) 書は自らの家族を救うために単身戦場に 飛び込み、ひた走る男を描いた小説です。 伊集院静先生のお父様をモデルにした この小説は、朝鮮半島との関係や国そのものが きな臭い今だからこそ一読をお勧めします。 伊集院静先生が自分の父親のことを描くのは 『海峡』(新潮文庫)三部作以来なのですが、 伊集院先生ご自身が 『これは面白い。だけど人が面白いといった ものはあんまり面白くない。』 というようなことをおっしゃっておりました。 確かにこの小説はものすごい分量でありまして、 最初にこれを手に取って見たときには 「正直読めるんかな…。」 とさえ思いましたが、結果的には僕の「杞憂

    『お父やんとオジさん(上・下) (講談社文庫)』
  • 『愚者よ、お前がいなくなって淋しくてたまらない』

    誇りを失った豚は、喰われるしかない。イエスはこれを聞いて言われた。 「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」 (マルコによる福音書2章17節) 直木賞作家・伊集院静大先生が奥様を亡くされ、失意の どん底であった日々に出会った男たちとの濃密な日々と 痛切極まる別離を描いた自伝的小説です。個人的には 『いねむり先生』と対をなすものであると思っています。 書は直木賞作家・伊集院静大先生が、自身の半生を題材とし、 色川武大(阿佐田哲也)先生との邂逅と交流の日々を通して、 自身の再生への未知を歩んでいく姿を描いた名作『いねむり先生』 と対をなす作品であります。 伊集院先生の当時の奥様で、女優の夏目雅子さんが病気に よって他界し、酒にバクチと溺れる荒んだ生活を送り、当時 手がけていた仕事も一切を放り投げて関西へと移住

    『愚者よ、お前がいなくなって淋しくてたまらない』
  • 『旅だから出逢えた言葉 (小学館文庫)』

    誇りを失った豚は、喰われるしかない。イエスはこれを聞いて言われた。 「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」 (マルコによる福音書2章17節) 作家、伊集院静先生の『旅』をめぐる エッセイです。 国内はおろか世界中の国を旅して感じた 物や出会った人々が作家に残していった 『言葉』やエピソードについて綴られており、 伊集院先生の辿った『軌跡』を感じます。 書は作家、伊集院静先生が『旅』をテーマに 綴るエッセイで、ダイナーズクラブという会員誌に 連載されていた『旅先で心に残った言葉』を 書籍化したものなのだそうです。 旅から旅への生活を人生の大半で行っていて、 多くの人々との出会いと別れを経験した 伊集院先生ならではの筆致と選んだ言葉の セレクションに今回もまたぐっとさせられました。 スペインアメリカ、フラン

    『旅だから出逢えた言葉 (小学館文庫)』
  • 『悩むが花 (文春文庫)』

    誇りを失った豚は、喰われるしかない。イエスはこれを聞いて言われた。 「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」 (マルコによる福音書2章17節) 作家、伊集院静先生による人生相談の 連載を書籍化したものです。 男女のことに始まって、社会問題、東日 大震災の際に仙台の自宅で被災したときの ことや、原発事故に関することまで、縦横無尽に 語りつくします。 「一目惚れで夜も眠れません」 「年寄りのわがままに困ってます。一発ギャフンと…」 「最愛の人を亡くしました」 「息子が主人に似てバカなんです」― こういった読者からの質問に答えるのは 直木賞作家、伊集院静先生による人生相談の 連載が単行化されたものです。 伊集院先生の人生相談で、かなり、相談内容が 壊れたものもありますが、かなり適当に答えたり、 また、真摯に相談

    『悩むが花 (文春文庫)』
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