かつてミュージシャンだった浄念(スネオヘアー)は、福島の小さな町の禅寺で、妻の多恵(ともさかりえ)と息子・理有(山口拓)と静かに生活している。彼には音楽への狂おしい思いから、うつ病患者として入院した過去があり、薬を飲みながら病気と向き合う日々を送っていた。ある日、ふとした事から浄念は自分の中に「音楽」への執着が残っていることに気付く。周囲の反対を押し切り、ライヴ実現へ向け準備を進める中、協力的だった庸平(ほっしゃん。)が自殺をしてしまった。ショックのあまり浄念は自分をコントロールできず、かつて自殺未遂を起こした海へと出かけていくが――。
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