1. なぜ公共政策大学院を志望したか?(なぜ、現在所属するコースを選んだのか?) わたくしは、東京大学の農学部を卒業して本大学院に入学した。農学部時代には地域環境工学を専攻し、卒業論文では環境法の判例を研究し、土地改良事業に今後求められる「環境」の視点を提供した。環境問題は自然科学と社会科学の両方にまたがる分野であるが、研究を進めるうちに環境問題を現実的に解決したいと思うようになり、政策に対する関心が芽生えた。その過程で、環境問題とはすなわち政治であると考えるに至った。また、政治一般に関心があったことから、法学・政治学、経済学の基礎を大学院で勉強したいと思い、本大学院を志望した。 2. 入学前と現在で、 公共政策大学院のイメージはどう変わったか? 文科系の教育が始めてだったことから先入観は薄かった。理系出身の入学希望者にとっても特にハンディはないが、受験前に法学と政治学、ないし経済学の基礎