ブックマーク / nchyma.hatenadiary.org (2)

  • 「母親失格」 - お日記

    『シズコさん』というを読んだ。上野千鶴子先生の『女ぎらい』で紹介されていて、ずっと読もうと思っていた。 筆者の佐野洋子さんは『100万回生きたねこ』を書いた人だ。私がこの絵を初めて読んだのは大人になってからだった。家にはずいぶんいろんな種類の絵があって、なぜこの名作に触れる機会がなかったのか少し不思議だが、それは幸福なことだったのかもしれないと思う。何度もこのを読み返したが、いつもどうしても涙をこらえることができない。そういう読者でいられるのは、私の精神がそれなりに成熟したからだ。私はこのの幸福な読者だと思う。 シズコさんとは佐野洋子さんの母のことだ。シズコさんは病弱だった兄を溺愛し、筆者にはつらくあたったらしい。兄は子供のまま死んだ。もう二人、幼子を亡くしたが、まだ四人も子供はいた。シズコさんの夫も、中年で亡くなった。シズコさんが働いて買ってひとりで住んでいた家には、息子夫婦が

    「母親失格」 - お日記
    arkanal2
    arkanal2 2012/12/09
    担当はちょっと年配の女性だった。話したいことがたくさんあるみたいで、その中に一本の線を見出すのに少し難儀したが、私は彼女の授業が本当に好きだった。政
  • 強姦について語るときにぼくたちが語ること - お日記

    自分でもまとまりきっていない話題で、どう着地できるかわからないのですが。 レイプをめぐる言説にはうんざりさせられることが多い。そのひとつは自己責任論に依ったもので、夜道を歩くから悪いだの、露出の多い服を着るから悪いだの、そういうことを言ってはばからない者が少なからずいることには心底辟易する。好きな服を着て好きな時間に歩きたい、というまっとうな欲望が完全に無視されている。スーパーフリー事件についても、あんないかがわしい飲み会に出かける女も悪いだろう、と言いたがる人がいた。性犯罪に遭わないためには、男の子にちやほやされたいと願うことすら許されないのだろうか? 性犯罪が起きているという事実について、私は何も言うことはできない。ただ、そこにある欲望をミュートされるのは何か違うと思ってしまう。 こういう記事を読んだ。 ERROR!! 「全ての女性へ」と書かれたその記事(ある男性のmixi日記の転載ら

    強姦について語るときにぼくたちが語ること - お日記
    arkanal2
    arkanal2 2012/12/09
    きっとレイプ犯が地上からいなくなることはない。とすれば、まず、あの記事のようなことを言う人間が根絶されればよいと思う。
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