コロナ禍明けで以前の賑わいが戻ってきた「2023国際ロボット展(iREX2023)」。本稿では、サービスロボットゾーンの展示を中心にレポートする。近年の目玉になっている川崎重工業の2足歩行ロボット「Kaleido」はさらに進化を遂げ、人機一体による“魔改造版”も登場。サンドイッチマンならぬ「サンドイッチロボ」も注目を集めた。
Webサービスのニーズの変化は激しく、従来のウォーターフォール型での開発ではとても時代にマッチしていない。そうした中できっちり設計を行うUMLは、最近あまり触ってこなかった。 メイン画面 それは設計と実装が乖離していた点にもある。利用的な設計機能よりも、実用的なジェネレータがある方がうけるだろう。 今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはBOUML、C++で作られたUML設計ソフトウェアだ。 BOUMLはC++、Java、Idl、PHPそしてPythonに対応したソースコードを生成するUML設計ソフトウェアだ。数多くの言語に対応するので、より実用的に活用することができるだろう。動作は軽快で、操作性も問題ない。 生成されたドキュメント 動作OSはWindows、Mac OSX、Linux、Unixと幅広く動作する。さらにRational Roseのインポート、HTMLドキュメントの出力、チ
ビジネス寄り視点からシステム寄り視点への転換 前回は、SBVA法の5つのプロセスのうち、「1. 記述」と「2. 総合」までの作業の流れについて具体的な例を交えながら解説した。今回は残りの分析プロセスである「3. 編集」から「5. 構成」までを詳しく解説していく。 ここで、「2. 総合」までの分析プロセスを簡単におさらいしておこう。まず、非技術者にとっても扱いが簡単な自然言語により、As-Isの業務の流れをシナリオで記述する。次に非常に単純な記法とルールにより、記述したシナリオから業務全体を鳥瞰できる図解を得る。 「3. 編集」から「5. 構成」では、業務鳥瞰図における作業要素の粒度を調整して業務を理解しやすくし、鳥瞰図上でシステム境界を決定してユースケース図を導出するという流れになる。 SBVA法において、この「3. 編集」が一番のキモとなる。業務を一覧できるこの図の編集を通してドメイン全
シーケンス図とステートマシン図とは 「はじめようUML!」と題してお送りしている本連載も、今回がいよいよ最終回となります。最後は、シーケンス図とステートマシン図による振る舞い設計を見ていきましょう。 シーケンス図とステートマシン図は、13あるUMLの図(ダイアグラム)の中でも、システム内部の振る舞いを表現するための代表的な図です。シーケンス図は相互作用図の一種で、主に、ユースケースごとにシステム内部のオブジェクト同士のやり取りを設計するために使われます。一方、ステートマシン図では、ユースケースを跨ったオブジェクトごとの状態遷移を設計します。 シーケンス図とは まずはシーケンス図から見ていきましょう。シーケンス図は、オブジェクト間のメッセージのやり取り(相互作用)を時系列に沿って表現するダイアグラムです。シーケンス図での時間は、ライフラインに沿って上から下に進みます。 シーケンス図は、詳細設
プロはこんな本を読んでいる! 4月の特集「伝わる!モデリング」では、モデリングの基礎知識から現場で使えるノウハウまでを網羅的に紹介する。 本連載「土日に買って勉強したい『モデリング』本」の第2回の今回は、現場で活躍するプロたちにこれまで読んできた書籍を実体験を交えて熱く語っていただく。今回は、スパークスシステムズジャパンの河野 岳史氏からコメントをいただいた。 「はじめまして。スパークスシステムズジャパンの河野と申します。今回このコーナーを担当させていただくことになりました。 スパークスシステムズジャパンは、UMLモデリングツールの『Enterprise Architect』や要求管理ツール『RaQuest』、ソフトウェア資産の再利用支援ツール『ARCSeeker』を開発・販売している会社です。あ まり知られていませんが、『RaQuest』と『ARCSeeker』はスパークスシステムズジャ
【伝わる!モデリング】はじめようUML! 第3回:クラス図とオブジェクト図を学ぼう! 著者:株式会社テクノロジックアート 山下 智也 公開日:2008/04/15(火) クラス図とオブジェクト図 「第2回:ユースケース図を学ぼう!」では要求分析でユースケース図を使用する方法を説明しました。今回は、クラス図およびオブジェクト図を用いて、システムの静的な構造を設計する方法を見ていきましょう。 クラス図はUMLの中でも最もよく使用される図の1つです。オブジェクト指向のプログラミング言語においては、クラス図から実装(ソースコード)に変換することができます。このためシステム開発においては他のUMLダイアグラムを作成しようとも、それは最終的にはクラス図の作成に結びつけられることが多く、このような性質からもクラス図はシステム開発において中心となる図であると言えます。 オブジェクト図は、システムが動作して
春になって花粉の季節で、コホンっ!と咳をしたら、ぎっくり腰になりました。整体にいって、体のいろんなところまとめて治しちゃおうっと。。。 個人的には、すごく好感を持ちました。柔らかすぎず、硬すぎず。それでいて、UMLのツール類を乱用もせず、ロジカルシンキングという考え方にまで 踏み込んでいる・・・なんて部分がとても気に入りました。ぽかぽかの春の一日に公園で読みたいなと思う一冊でした。こういう本がたくさん出ればソフトウェアも楽しくなるだろうなぁ。 あの豆蔵さんの冠のついている書籍。手書き風の表現で、UMLのユースケースを書いているなんてところは、さすがそれっぽいなと感じさせます。UMLってツール使って描くよりも、システム開発の打ち合わせ中に、ホワイトボードにガシガシ書きながら、議論できると効果高いと思うので、なおのこと、手書き風が得点高いです。いろんな人とUMLでお話ができるような世の中になる
【伝わる!モデリング】はじめようUML! 第2回:ユースケース図を学ぼう! 著者:株式会社テクノロジックアート 照井 康真 公開日:2008/04/08(火) ユースケース図とは 前回は、UMLに関する全般的なお話から、業務分析でアクティビティ図を使用する方法を説明しました。今回は、要求分析でユースケース図を使用する方法を説明します。 ユースケース図は、UMLの生みの親であるスリーアミーゴスの1人、ヤコブソンがOOSEという方法論から取り入れた図です。システムが、外部から求められる機能的な要求を表現します。開発工程の中では主に要求分析段階で、開発者がユーザに機能的な要求を確認するために記述されることが多い図となります。図1は、最もシンプルな表記によるユースケース図の例です。 「サブジェクト」は、書いても書かなくてもそれほど違いはありませんが、ここでは後の説明のしやすさのために記述しています
【伝わる!モデリング】アレのモデリングが見たい! 第1回:これがハイブリッドカーのモデリングだ! 著者:日本テレロジック株式会社 石田 雅人 公開日:2008/04/04(金) モデルを使ってシステムエンジニアリング Think ITの2008年4月の特集「伝わる!モデリング」では、さまざまな角度からモデリングを取り上げています。 日本では「モデリング」とは、文字通り「何かを組み立てて作る」という意味で使われています。モデリングを使って、分析時に考えたモノや設計時に考えたモノを抽象的に組み立ていくことで、プロジェクトに関わる人間の間でより正確に情報をやり取りすることができるようになります。 本連載では、身近なアノ製品のモデリング方法を紹介していきます。第1回と第2回では、なんと「ハイブリッドカー」を題材にその中身を徹底解剖していきます。 ハイブリッドカーと一口で言っても、中身はとても複雑で
Eclipseで利用できるUMLプラグインはいくつかありますが、現在よく利用されているものは、機能が豊富過ぎてプラグインの動作が重くなったり、軽量だけど機能が不足していたりします。今回は、現場で必要な機能を絞って提供して軽量な動作を実現しているUMLプラグインAmaterasUMLをご紹介します。 Eclipseを使ったUMLモデリングには、どれを使うべきか? 今日、アプリケーション開発において、UMLモデリングツールはアプリケーションの要件を引き出す要件/分析モデリングから、アプリケーションの設計/実装/テストにおける設計モデリングまで、多くの場面で利用されています。特に設計におけるモデリングの重要性は、誰しもが認めることでしょう。 UMLモデリングプラグインを導入することで、EclipseでもUMLモデリングができるようになります。UMLモデリングプラグインはさまざまなベンダや有志開発
JavaプログラマのためのUML事始め スリーアミーゴス スリーアミーゴス(3 amigos)といえば古くはスティーブ・マーティン主演のコメディ映画「Three Amigos」(邦名「サボテン・ブラザーズ」)、最近では織田裕二主演のドラマで映画にもなった「踊る大捜査線」に登場した湾岸署の3人組みといったところが思い浮かびますが、オブジェクトの世界でスリーアミーゴスと言えば、知らないとモグリともいえる3大メソドロジストであるブーチ(Booch)、ヤコブソン(Jacobson)、ランボー(Rumbaugh)の3氏を指す言葉です。(1) なぜ彼らがスリーアミーゴスと呼ばれるようになったのか。もちろんこれは彼らがUML(Unified Modeling Language)のオリジナルデザイナーだから。現在のUMLはOMGによる正式な規格化のプロセスを経ていますが、当初は彼らが所属するRationa
本章では、UMLのダイアグラム(図)の基本的な描き方を取り上げます。 Java言語入門レベルを卒業した方が対象ということなので、 Java言語を題材にUMLを学んで行きましょう。 厳密なものではありませんが、ソースコード付きの例を示すことで、 この章を参考にしながら図を描けることを目的としています。 ソースコードと言いましても、文法的に難しいものは出しませんので、 Java言語に対する知識がない方でも、オブジェクト指向言語に対する知識をお持ちであれば 問題なく理解できると思います。一般に取り上げられる順序とは多少異なるかもしれませんが、 今回は以下の順で図を扱います。 クラス図(パッケージ図を含む) オブジェクト図 シーケンス図 コラボレーション図 状態図 ユースケース図 アクティビティ図 コンポーネント図 配置図 それでは始めましょう。
UML,みなさん実際に使ってますか?私たちは現場の開発において, ここ4年間UMLを利用してきました. その経験をふまえて,この記事ではUMLの概略をざっと説明した後, 実例を交えてUMLを使ったシステムの開発を紹介して行こうと思います。 1章では,なぜUMLを使うのかというお話からはじめて, UMLの意味と歴史 をおさらいします. また,実際の開発プロセスでの一般的なUMLの利用法についても外観します. 2章で,簡単な業務システムを例にしてUMLの記法をひと通り詳しく解説して行きます. なるべく分かりやすく具体的な例として,社員の出退勤の管理を行う,勤怠管理システムを選びました. 3章では,組み込み分野に近いちょっと面白い例として, LEGOMINDSTORMS(TM)(*)を使ったロボット制御を例題にして,実際の開発の流れを追ってみたいと思います. 4章では,UMLの拡張例をいくつかご
ITエンジニアにとって,今やUMLモデリングのスキルは必須と言って良いでしょう。特に要求の妥当性を判断するため,システムの導入によって業務がどう変わるのかを可視化する上でモデリングは大いに役立ちます。 この講座では,RFP(Reruest For Proposal)の作成までに必要な,業務とシステムの分析について,UMLモデリングの基礎を解説します。Part1~Part2は「基本編」として,モデリングの意義や大まかな手順を学びます。その上でPart3~Part12において「演習編」として,中古車の買取・販売の業務を題材に,モデリングの実際を見ていきます。 なおこの講座では,基本的にUML1.5をベースした表記を用います。これを拡張したUML2.0が登場していますが,実際には大抵の場合UML1.5 で事足ります。UMLモデリングの基礎を学ぶ上では,シンプルなUML1.5を使う方が良いでしょう
UMLは、手書きすることもありますが、ここではツールを使います。 UMLを描くのになぜツールを利用するのでしょうか?主なメリットを挙げてみます。 きれいな図がかける 自動的にサイズなど調整してくれる 他人とUMLを交換・共有しやすい Undo/Redoで試行錯誤しやすい 誤った図をかくと注意される 図だけでなく、ツリーや表上でデータを編集できる データを再利用、2次利用できる データ間の関連を管理できる 初心者にとってのツールを考えてみると、4, 5が特に意味があると思います。 例えば、間違ったらいつでも簡単にやり直せますし、パッケージからクラスに関連を描こうとすると、 ツールは「そのような関連はかけません」と教えてくれます。また、クラスを抽象クラスに設定すれば、 自動的にクラス名が斜体になります。その他にも、各要素の形と名前の対応関係をツール上で常に確認できます。 ツールにUMLを教わる
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く