日銀の黒田東彦総裁は1日、都内で講演し、消費税増税の影響について、「個人消費は底堅く推移する」としつつも、「(税負担増による)実質所得の押し下げが徐々に影響を与える可能性もある」として、今後の景気を注意深く点検する考えを示した。「変調」を示す経済指標も出始めており、専門家からは政府・日銀の描く景気の回復シナリオに懐疑的な声も上がる。 黒田総裁は講演で、消費マインドを示す「消費者態度指数」が4月を底に2カ月連続で改善したことに触れ、「夏のボーナス増加も見込まれる」ため、消費への影響は限定的だとの認識を示した。 実際、6月の家計調査によると、2人以上の世帯の消費支出は前年同月比3%減とマイナス幅は5月の8%減から縮まった。 ただ、ある証券系アナリストは「反動減からの自律反発としては弱めの数字。とくに日用品の食料が3・7%減とふるわない」と指摘する。 黒田総裁は講演で設備投資についても言及。「出
今回の家計調査の結果で判明したのは、消費の惨憺たる状況だった。これは反動減の大きさを言っているのではない。消費増税によって、勤労者世帯の実質実収入の低下が前期比で-4.0にも達し、消費は今年度内に駆け込み前の水準には戻らないことが確定的になったのである。今年度はマイナス成長を覚悟しなければならない。残念ではあるが、もうアベノミクスは立ち直れまい。 ……… 現在の消費の落ち込みが反動減に過ぎず、これから戻って来るか否かは、消費性向を見れば分かる。分母の収入は安定しているので、駆け込みで分子の消費が伸びると消費性向は上がり、反動減で下がり、結局は元へ戻る。実際、10-12月期に75.1だった消費性向は、1-3月期に79.0になり、4-6月期には73.1になった。だから、あと2.0ポイントくらいは、消費の戻りが期待できる。 問題は、この半年間に、勤労者世帯の実質実収入が-4.0も落ちていることだ
子どもたちに人気のおもちゃの新商品が2日発売され、各地で長い行列ができました。 インターネットでは店頭価格の5倍の値段で転売されているケースもあり、子どものおもちゃが高騰しすぎることに、保護者からは懸念の声も聞かれます。 このうち神奈川県川崎市の家電量販店では、朝4時ごろから親子連れなど1200人余りが列を作りました。 集まった人たちのお目当ては「妖怪ウォッチ」という腕時計型のおもちゃの新商品で、小学生を中心に人気となっています。 この店で用意できたのは155個で、抽せん販売が行われました。 人気が過熱するなか、インターネットでは1万7000円前後と、店頭価格の5倍もの値段で売られています。 背景の一つとして、購入した商品を高値で転売し、利益を得ようとする人たちの存在が指摘されています。 保護者からは「大人が金もうけのために商品を買うのはやめてほしい。子どもたちが平等に遊べるようにしてもら
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く