9月24日のNHK「あさイチ」では、「女性SNEP」の実態を特集していた。SNEPとは、Solitary(孤立した)No-Employed Persons(無業者)の頭文字を取ったものだ。 未婚の20~59歳で仕事をしていない人のうち、普段「ひとりでいる」もしくは「家族としか話さない」という人のことを指す。そんな孤立して引きこもる女性が、いま増えているという。 「新しい人間関係」が怖くて他人に相談できない 東京大学の玄田有史教授が総務省統計局の「社会構造基本調査」を分析したところ、SNEP状態に陥っている男女は2001年の85万人から、2011年の162万人と10年で倍近くにまで増加しているという。 あさイチでは、「介護」や「離婚」といったきっかけが原因でSNEPに陥ってしまった女性の例が紹介されていた。 Aさん(36)は新卒で志望企業に入社したものの、鹿児島の実家で祖父が倒れ、介護を手伝