先日、こんな記事を読んだ。 超訳コネクト 「火垂るの墓」を観た海外の人々は何を感じたか? 【海外の反応・レビュー翻訳】 実は自分は、「火垂るの墓」が余り好きではない。 正確に言うと「反応に困る映画だな」と思っていた。 最初に見たときに感じたのは「そりゃあ、幼い兄妹が戦争で悲惨な目に合いながら死ねば、見た人は文句も言わずに泣くだろ」というものだった。 自分も物語の中の清太と節子は可哀そうだと思うし、時代とはいえ親戚の叔母さんを含む、周りも何とかしてあげられなかったのかとは思う。 でも例えば同じ戦災孤児でも「はだしのゲン」に出てくる隆太や勝子はたくましく生きているし、清太は彼らよりも年上なのにもう少し何とかできないのか、という苛立ちのようなものを感じた。 清太も節子も何でこんなに無力で、運命に少しもあらがえず蛍のように死んでいくのか。そのことに対して、上記のレビュアーの一人が戦争映画について指
![高畑勲監督「火垂るの墓」は反戦がテーマではないのかもしれない、と突然気づいた。 - うさるの厨二病な読書日記](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1c7c00c6f89560a93da7f105aac142b69979e368/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages-fe.ssl-images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51N6T1om6tL._SL160_.jpg)