歴史的なエネルギー危機に直面している国なら、エネルギー供給を拡大するためにあらゆる手段を試すと考えられる。しかしドイツは、今年末までに3つの原子力発電所を閉鎖する計画を進めている。これは、同国の原子力発電の約半分に相当する。
雨の降る壮行会で行進する大学生たち(1943年10月21日、明治神宮外苑競技場) Public Domain <本誌12/21号『櫻井翔と戦争の記憶・後編』掲載のインタビューを公開。1943年「学徒出陣」とは何だったのか。なぜアメリカの学生たちは自発的に入隊し、日本の学生たちは志願をためらったのか> 太平洋戦争の激化に伴い、日本では大学や高等専門学校などに在学する学生などが学徒出陣として陸海軍に入隊した。その数は10万人余りとも言われる。背景にはどんな事情があったのか。櫻井翔が日本近代史家の秦郁彦に聞いた。 櫻井 1943年(昭和18年)10月21日、小雨降る東京・明治神宮外苑競技場(現・国立競技場)において大学生たちが行進する情景は、今でもテレビでよく報じられます。いわゆる「学徒出陣」ですが、その背景事情を教えてください。 秦 少なからぬ出陣学徒が戦場で倒れ帰らなかったこともあり悲壮感と
政府は、来年2月開催の北京冬季五輪・パラリンピックへの政府関係者の派遣を見送ると表明した。中国を刺激する「外交的ボイコット」の表現を避けたことについて、経済界はおおむね好意的とみられる。国内企業の多くは、14億人の巨大市場を抱える中国ビジネス抜きには立ちゆかなくなっているからだ。実際、政府表明前後の財界首脳のコメントは苦悩に満ちていた。 「人権問題があるので五輪参加について慎重にならざるを得ない、とは言っていない点で良い判断」 経済同友会の桜田謙悟代表幹事は、政府表明を受けた24日の記者会見でこう評価し、「旗幟(きし)鮮明にすることが国益になるとは思わない」と改めて強調した。 大阪商工会議所の尾崎裕(ひろし)会頭は22日の会見で、「政府に任せる。それ以上言えることはない」と個人的な考えは明かさなかった。論客として知られるコクヨの黒田章裕会長ら5人の大商副会頭も同席したが、この件については誰
20世紀のアフタヌーン ~由利編集長のはなし~ 沙村広明 【アフタヌーン2022年2月号掲載】「アフタヌーン」35周年を記念して、この雑誌に黄金期を到来させた辣腕編集長の足跡を沙村広明が描く!
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