最近にわかに 型クラス が盛り上がっているようです。しかし、型クラスはインタフェースに似たものだという意見もあればまったく別のものだという意見もあり、混乱する人が多いのではないかと思います。 そのような混乱を招く理由は、 インタフェースと型クラスはどちらも抽象化を実現するためのもの であり、 インタフェースでも型クラスでもできること インタフェースでしかできないこと 型クラスでしかできないこと があるからです。 1 に着目した人は似ていると語り、 2 や 3 に着目した人はまったく違うものだと言います。 本投稿では、 Java / Kotlin のインタフェース、 Haskell の型クラス、 Swift のプロトコルを比較し、上記の 3 点を整理します。 Swift のプロトコルを加えるのは、 Swift のプロトコルがインタフェースと型クラスの両方の性質を備えたものなので、比較対象とし