大阪府交野市から生活保護費435万円を不正受給したとして府警交野署は2日、同府枚方市杉山手、無職石井貴久美容疑者(49)を詐欺と有印私文書偽造・同行使の疑いで逮捕した。 石井容疑者は「家を買って生活を裕福にしたかった」と容疑を認めており、保護費などをためて3月に新築一戸建てを約3200万円で購入していた。 発表では、石井容疑者は交野市に住んでいた2009年12月~11年6月、実際には枚方市内の病院で看護助手として勤務し、年間約300万円の収入を得ていたのに、喫茶店勤務で月収2万7000円~5万3000円とするうその給与明細書を毎月作成して、当時住んでいた同市の福祉事務所に提出し、保護費をだまし取った疑い。 給与明細書には実在する喫茶店のゴム印が押され、月々欠かさず提出されていたことから、同市生活福祉課は「信用してしまった」としている。 同市によると、石井容疑者の不正受給総額は700万円余に