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ブックマーク / himaginary.hatenablog.com (3)

  • データマイニングが有用な時 - himaginary’s diary

    データマイニングは、最も当てはまりの良い回帰式を恣意的に拾い上げる慣行につながるという点で経済学では評判が悪いが、正しく使えば有用、とオックスフォード大の2人の研究者(Jennifer L. Castle、David F. Hendry)がこちらのvoxeu記事に書いている(H/T Economist's View)*1。 記事ではまず、最も単純なデータマイニング手法として、有意性の高い順に説明変数を一つずつ追加していく、という手法を挙げている。そうした1-step forward search algorithmsと呼ばれる手法は、非有意になった変数の除去と組み合わせたり(=段階的回帰[stepwise regression];別名unwise regression)、推計された係数の大きさに制約を掛けたり(=Lasso)、といったバリエーションがあるが、経済学ではまず上手く行かない、と

    データマイニングが有用な時 - himaginary’s diary
  • 今や円ドル相場は金利差ではなく金利比で決まる - himaginary’s diary

    というシティのSteven Englanderの考察をFT Alphavilleが紹介している。 以下は2010年5月から足元までの円ドル相場を日米の2年物金利の差(現時点と4期ラグ)で回帰した結果(週次ベース)。 2012年以降、金利差が収斂したこともあり、為替との関係が絶たれたように見える。 一方、説明変数の金利差を金利比で置き換えると、下図のように回帰のフィットが良くなる(2年物を5年物に置き換えても同様の結果が得られたとの由)。 おそらくデータを2009年まで遡るとフィットは悪くなるだろうが、Englanderの解釈は、2010年のある時点で、FRBと日銀がどれだけ低金利政策を続けるかのシグナルとして投資家たちが金利比を受け止めるようになったのではないか、というものである。即ち、景気循環的な経済状態の差を判断する代わりに、両中銀がどれだけ低金利にコミットしているかを見るようになった

    今や円ドル相場は金利差ではなく金利比で決まる - himaginary’s diary
  • HSBCの円相場予想 - himaginary’s diary

    HSBCのDavid Bloomチームの来年末までの円相場予想をFT Alphavilleが紹介している。 円相場の推移を考えるに際しHSBCチームは、アベノミクスを約束、行動、結果の3つの局面(フェーズ)に分け、さらにその中で4つの分岐点を考えている。 約束局面 既に終了 行動局面 分岐点1:日銀の新執行部は積極的な金融緩和派となるか? 分岐点2:日銀は速やかに抜的な緩和政策を実施するか? 分岐点3:自民党は参院選に勝利するか? 結果局面 分岐点4:日銀は2%のインフレ目標を達成し、実質成長をもたらすか? その上で、円相場の推移を以下のような樹形図で表わしている。 赤矢印が彼らの予想であるが、日銀の新執行部は積極的な金融緩和派となるものの、抜的な緩和政策の実施には至らず、2%のインフレ目標の達成もならず、参院選の結果如何に関わらず2014年末には円相場は1ドル=80円に戻る、というの

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