最近、院生のころの自分はギラついていたなと思う。 あのころは、研究というものが少しわかってきた面白さ、結果が少しずつ出てくる面白さ、学問の未来のために貢献できている興奮、ボスの世界観へ貢献していく達成感、自分の将来を自分で切り開いていってる充実感、あとは人間的に小さいけども、同級生よりはやく論文を出したい、学振とりたい、とかそういうのもモチベーションだったな。 結果的に、ギラギラ研究をしていた。 あれは楽しかった。 転機はきっと、論文を書いて学振をとって留学したあたりからかな。 人生が一気に広がった。 それまでは、特に変な遊びもしなかったから、価値観がせまーかったと思う。 外人の考え、外人の生活スタイル、毎年 Nature とか出してしまう "本物の" 研究室。 いろいろ見てしまったんだよな。 それから、いろいろな本に出会った。 留学した日本語欠乏症の人がよくはまる、ひたすら読書したくなる