大阪の経済衰退が止まらない。先日もタクシーで御堂筋を南下していると、どこどこの企業が本社を東京に移すことになったので、ほら今あそこのビルを取り壊しているでしょう?―みたいなことを運転手が喋り出した。堺にシャープの新しい工場が出来たり、JR大阪駅北側の貨物駅跡地を再開発したりといった話もあるにはあるのだが、焼け石に水のようにさえ聞こえてしまう。 大阪湾には負の遺産が浮かんでいる。総事業費約1200億円を注ぎ込んで埋め立てられた夢洲・舞洲スポーツアイランドである。オリンピックを誘致できていれば、負の遺産と呼ばれることもなかったのだろう。 北京オリンピックがいろんな意味で危うい状況になってきている。中国にとってオリンピックは経済成長を加速させる起爆剤となったわけだが、その反面、誘致に失敗した大阪は“ドツボ”に落ちた。いや、もっと視野を広げて考えれば、日本経済が弱体化した大きな要因の1つがオリンピ
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