見る前はただの萌えアニメと思っていたが全然違った。これは実に考えさせられる作品だ。考えれば考えるほど、熊出村という村はひどい所である。まちに向かってセクハラ発言しまくりのクソじじい。若者とクマに神事を押し付けて自分達は何もせずにのうのうと暮らしてる老害ども。ガスも引けない、コンビニもない、道もまともに整備されてない不便な土地。そんな場所から抜け出して都会に行きたいとまちが願うのは当然だろう。しかし悲しいことに、まちは村での暮らししか知らない。街に出て自分を変えようと頑張ってみても、いつも空回りするばかりで、最後には必ず村に戻ってきてしまう。 極めつけが第6話だろう。ショッピングセンターで強烈な田舎コンプレックスに襲われ、まともに買い物もできず、心も体もボロボロになって村に帰ってきたまち。普通の人ができて当たり前のことができないという恥ずかしさ。このままではいけない、何とかして現状を変えたい