今回は、位相差検出AFに対応した2機種のなかから薄型高倍率ズーム機「FinePix F300EXR」(以下、F300EXR)と、コントラスト検出AFのみ対応した旧モデル「FinePix F70EXR」(以下、F70EXR)の2機種を用意。それぞれを並べて設置したうえでほぼ同じ条件でAFを作動させ、ライブビュー画面を撮影してオートフォーカスの速度や挙動を比較した。 もっとも違いを感じることができたのは、近くの被写体を望遠側で撮影した場合だ。F70EXRでは、シーンによって大きく前後にピントが動くような状況でも、F300EXRでは狙い澄ましたようにピントがスッと合っていく。背面の液晶モニターを見比べても、違いがはっきりと分かった。 遠景でも、望遠側ではやはりF70EXRでは前後にピントが動くことが多かったのだが、F300EXRは迷うことなく素早くピントが合うように感じられた。特に、ピントが大き