インターネット通販世界最大手の米アマゾン社は、9月末に焦点を絞り、日本での電子書籍配信サービスを開始する。複数の出版業界関係者への取材で明らかになった。 9月20日を最終期限と定め、出版社側にコンテンツの納品を要請。大きな不具合が生じなければ、電子書籍リーダー「kindle(キンドル)」の投入と、連動した電子書店「キンドルストア」でのコンテンツ販売に踏み切る。 投入する電子書籍リーダーは、9月6日にアメリカで予約を開始した、モノクロの「キンドルペーパーホワイト」(米国価格119ドル)。過去のモノクロ機種と比べ、解像度やコントラストが改善され、いっそう文字が読みやすい。バッテリーも8週間と長持ちする。 サービス開始後は、早ければ年内にもタブレット型のカラー端末「キンドルファイアHD」(米国価格199〜499ドル)を投入する予定で、順次電子雑誌の取り扱いも始める。 コンテンツ数も幅広く