接戦が予想された横浜市長選は、大臣経験者で菅義偉首相はじめ自民党の多くが支援した小此木八郎さん(56)が、立憲民主党が推薦したものの政治経験ゼロの山中竹春さん(48)に十八万票差で敗れる結果に終わった。自民党内では「誰が責任を取るのか」と「総括」を求める声が出ている。(丸山耀平) 敗因の一つが、自民が分裂選挙となったこと。小此木さんがカジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致「取りやめ」を表明したのが原因だった。表明前、市連幹部は「判断を待ってほしい」と先送りを求めたが、小此木さんは譲らず、一部市議は現職の林文子さん(75)を支援した。 このため小此木さんは「組織票固め」が課題となった。告示直前の七月末のタウン紙で菅氏が小此木さんの「全面支援」を表明したが、ある市議は「自民は小此木支援だと印象づけて支援者の票をまとめる狙いがあった」と話す。しかし、新型コロナウイルス感染拡大とともに政権批判
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