1月の新年会ラッシュも13日の金文会で一段落しようとしている。 毎年のことだが、企業のトップが各種団体の長を務めていることから多くの方が2度、3度と同じ挨拶を聞くことになる。 今年、各氏の挨拶で共通していたのは「国民読書年」。その事業に全体での取組みが呼びかけられた。既にいくつかのイベントや取り組みが発表されているが、国民に伝えきれているかといえば、少々疑問が残る。 少なくても私の周りにいる業界外の方々のなかに、それを知っていた人はまだいない。 昨年は国会議事堂に行って、この運動の継続審議をある党主に陳情したこともあった。そこでは「事業計画の物足りなさ」を指摘され、読書年の結果も出ていないいま検証もせず、超党派の議員を説得することは困難。都合が良すぎると怒られた。 業界トップの方々によると、国民読書年のピークは秋の読書週間が始まる10月27日(文字・活字文化の日)に合わせるというが、年の瀬