スケーリング・ルートプレーニング(scaling and root planning:以下SRP)は,プラークコントロールとともに歯周治療における基本的処置であり,歯周基本治療のみならず,歯周外科治療,メインテナンスやサポーティブペリオドンタルセラピー(supportive periodontal therapy:以下SPT)でも行われる。そして,SRPは歯周基本治療の根幹を担う重要な施術でありながら,最も難しく熟練を要する処置である。 本誌歯科衛生士コーナーでは,第56巻第3号「SRPの現在を考える」,第56巻第4号「SRPに使用する器具」,第57巻第1号「超音波スケーラーの現在」として,3回に渡り「SRP」について取り上げてきた。そこで本稿では,歯周基本治療におけるSRPの基本的術式と,留意すべき事項について解説する。 1. 歯周組織診査 歯周組織診査を行い,歯肉の炎症の広がりと程度,
日本の電子出版30年の歴史を電子辞書と電子書籍の2つのコンテンツから概観する。日本の電子出版はCD-ROMの登場とともに誕生した。電子辞書は1980年代後半に生まれたCD-ROM辞書から始まり,1990年代後半には携帯電子辞書端末が主流となる。1999年iモードがリリースされると会員制のケータイ辞書引きサービスが生まれ,現在はネットワーク辞書とスマホ辞書アプリが主流になるなど時代によって媒体が変化してきた。現在はネット上の無料辞書引きサービスや検索エンジンに押されて有料電子辞書は苦戦をしている状況である。一方,電子書籍は電子辞書に比べると普及に時間がかかった。最初の電子書店は1990年代半ばにできたが,iモードによってケータイでコミックが読めるようになると徐々に普及が進み,スマートフォンの発売や米国での電子書籍のブームを受けて,日本でも2010年は「電子書籍元年」と騒がれた。現在はまだ印刷
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く