COBOLは2019年で生誕60年目を迎えた。その歴史を振り返ると、まさに波瀾万丈(はらんばんじょう)といっていい。そこで「還暦」となった今、改めてその歴史をたどってみよう。 COBOLの正規名称は「共通事務処理用言語(Common Business Oriented Language)」である。米国防総省が設立した標準言語策定委員会(CODASYL:Conference On Data Systems Languages)が開発した、事務計算処理用のプログラミング言語だ。 以下は、COBOL関連の主な出来事である。まさに波乱万丈の歴史と言える。実はCOBOLには2つの誕生日がある。一つは開発元のCODASYLがCOBOLという名称を決定した1959年9月。もう一つは、公的な仕様書「COBOL-60」が発表された1960年4月だ。多くの場合、COBOLの誕生日といえば前者を指すので、本記事
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