大阪・堺市の食堂で、50年以上かまどでごはんを炊き続けているという「飯炊き仙人」の異名を持つ男性が、中国政府たっての依頼で、中国産のコメをおいしく炊く方法の研究プロジェクトに参加することになりました。 プロジェクトで「飯炊き仙人」は来月から3年間、中国産のコメに合ったごはんの炊き方の研究や、中国のメーカーと共同で炊飯器の開発、それにブランド米の開発などにあたるということです。 中国への出発を前に26日は壮行会が開かれ、中国商務省国際ブランド管理センターの許京センター長が「中国にもおいしい銀シャリを広めてほしい」とあいさつしました。「飯炊き仙人」はかまどで米を炊く熟練の技を披露し、中国もうらやむふっくらつやつやの銀シャリをふるまいました。 「飯炊き仙人」の村嶋さんは「私自身も勉強しながら少しでも役に立てるよう頑張りたい」と謙虚に話していました。