和歌山市議会経済文教委員会は11日、南海和歌山市駅の再開発に伴って市が整備する新しい市民図書館の指定管理者に、レンタル大手「TSUTAYA(ツタヤ)」の運営会社選定について審議した。本の分類法や選書への不安の声があったが、市側は大きな問題はないとして理解を求めた。 ツタヤ運営会社「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)」(東京)は、新図書館の旅行や料理の本を置くフロアで「文学を旅する」「男の料理」など独自の分類法を採用する方針。委員からは図書検索に不便がないよう、図書館で一般的に使われる「日本十進分類法」で本を管理するよう要望があった。 市の担当者は「基本的には日本十進分類法で管理するので問題はない。混乱が生じないように図書を検索しやすい方法も検討する」と述べた。 また、別の委員はCCCが運営する図書館で過去に中古本の大量購入などが発覚したことを念頭に、選書の流れを質問。購入図書は市