「相手方の弁護士のFAXのコメント内容を知ったとき、全身から血の気が引くのを感じました。まるで私がウソをついたかのようなことが書かれていました。私が悪かったというのでしょうか。なぜ加害者のように扱われるのでしょうか……」 その記事は、彼女が震える声で語った言葉から始まっている。高畑裕太の「レイプ被害」に遭った女性が、事件から50日間の沈黙を破って、週刊現代(10月14日発売号)の取材に応じたのだ。 初めてメディアの取材を受けた被害女性・Aさんは、代理人を務める弁護士の同席のもと、「後にも先にも1回きり」という条件で、3時間にわたって週刊現代にその時の様子を告白している。 8月23日未明、群馬・前橋市内のビジネスホテルのフロント係として勤務していたAさんは、映画の撮影のためホテルに宿泊していた高畑に性的暴行を受けた。Aさんは右手首と指にけがを負い、知人男性の協力を得て群馬県警前橋署に被