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はてなと文芸に関するasiamothのブックマーク (23)

  • たまたま狂わずに生活している

    そう感じている。 毎朝、改札で止まっているおじさんがいる。先にカバンから出すなどして準備しておけばよいものを、必ず直前で立ち止まってガサゴソしているため非常に目立つし、「邪魔だろ」と叫びたくなる。出社すると業務の半分くらいは「てめーがやれ」と言いたくなるようなことであり、会議の9割くらいは「それ今?」と思う。 退社してスーパーで買い物をしていると、お刺身のパックを見て「イカで空いたとこ埋めるんじゃないよ」と思い、広告の品という黄色のポップを見て「いつもこの値段だろうがよ」とパネルになった香取慎吾の胸倉を掴みたくなる。レジではおばあちゃんがリュックサックからセカンドバッグを取り出し、セカンドバッグから巾着袋を取り出し、巾着袋から財布を取り出し、律儀に小銭を探す後期高齢者特有のマトリョーシカを展開していた。帰る前にコンビニに寄ると、いつもいる店員さんに「クイックペイで」と伝え、毎回Edyを用意

    たまたま狂わずに生活している
    asiamoth
    asiamoth 2024/04/19
    人類みなクレイジィなワケだが、「将来の世界を支える超天才中学生」みたいな子らが、ぶつかりオジサンとかプリウス老人に摘まれないことを祈るばかり……。
  • 「ふーん、アタシとエッチしたいんだ♡」

    「ふーん、アタシとエッチしたいんだ♡それならこれから1ヶ月射精禁止ね♡我慢できたらシてあげてもいいよ♡」 「そ、そんな…!」 「うう…やっと半月…」 「先輩、大変そうですねぇ…私がこっそり…抜いてあげましょうか?♡」 「え!?い、いや…流石にそれは…」 「大丈夫ですよ♡ナイショにしといてあげますから♡ほら、私の身体…きっと気持ちいいですよ♡(ムチッ)」 「うう…」 「あっ!で、射精るっ!(ビュルルッ)」 「あはっ♡先輩すぐ射精しちゃってカワイイ♡それじゃあ…」 (バタンッ!) 「はーい残念でしたー♡約束を守れなかったのでアタシとのエッチはできませーん♡」 「そ、そんな!グルだったのか!」 「あーあ♡せっかくエッチできるチャンスだったのにねー♡」 「ザッコ♡堪え性のないザコちんぽ先輩♡一生エッチできずに死んじゃえば?♡」 「うっ、うううっ」 『話は聞かせてもらった!』 「!?誰っ!?」 (バ

    「ふーん、アタシとエッチしたいんだ♡」
    asiamoth
    asiamoth 2023/06/04
    クソワロタwww 増田文学、たまに鬼才が現れて良いよね。とくに、最後の最後で後輩ちゃんが妙に投げやりなのがツボった。あと一行だから頑張れよw
  • ハムのふね

    電話口で同僚が「ハムのふねですね」と言っていた そして「ハロのふねではなくハムですね、わかりました」と続けていた この「舩」の字がハムのふねで、この「船」の字がハロのふねで電話相手と通じ合っていたらしい 私はそれを腹減ったなと思いつつ聞いていた

    ハムのふね
    asiamoth
    asiamoth 2022/12/28
    今日の増田文学ポエム編。自分なら何か上手いことを言おうとして台無しにしてた。¶「舩」という漢字がパッと出てこないし、他にも「ふね」がある。 https://kanji.jitenon.jp/yomi/7268.html
  • 彼氏に20年以上大事にしているぬいぐるみがバレた。

    共通の女友達が夕方私の家に来て、そのあとに彼が来て3人で鍋をした。 なもんで、その日の朝方、みんなが来る前に部屋を片付けているときは 「ベッドの下に隠しておけばいいか」と思ってしまったのだ。 友達とベッドに入ることはないから。 彼が泊まるなら、彼が風呂でも入っている間に いつも通りクローゼットに隠せばいい。 そう思ってしまったのだ。 自らシーツをめくって彼に披露してしまうぐらい、 私はこんなにもウッカリ者だというのに。 ぬいぐるみこと、わんころべえとは、恐らく小学校2、3年生からの付き合いだ。 近所の小さい夏祭りのバザーで売られていた犬のぬいぐるみ。 別に某漫画のキャラクターでもなんでもなくて、当にただの犬のぬいぐるみ。 白くて茶色い垂れ耳、茶色のリボンを雑に首に巻かれた、 当時から既に「少し古い印象」が漂うぬいぐるみを、 私はわんころべえと名付けて大切にした。 毎日一緒に寝た。 怖い夢

    彼氏に20年以上大事にしているぬいぐるみがバレた。
    asiamoth
    asiamoth 2021/12/15
    ヤベー特級呪物な人形かと思ったら、普通にイイ話だった。増田と彼氏と ねこ太郎、末永く お幸せに!¶幼稚園にあった『はれときどきぶた』のぬいぐるみ、欲しかったな……(遠い目)。
  • 喧嘩する業者さん

    20年くらい前の話。 田舎から上京した貧乏学生で、 格安の木造アパートに住んでいて。 でっかいエアコンがあったんだけど、 電源をオフにする度に、「ブフゥ~!!」と、音を立ててた。 おじさんが息を吸い込むような音だった。ブフゥ~!! ある時、そのエアコンが壊れてしまって、 大家さんに相談したら、 すぐに取り替えてくれることになった。 電気代も高かったから当にありがたい。 そのエアコンの取り替え作業に立ち会ったのだけど、 チャキチャキした親方とまごまごした弟子がやってきた。 エアコンの取り外し、取り付けをしてくれたのだど、 まあ、終始喧嘩をする。 まるでコント。 親方が電話のケーブルを何のためらいもなく切った!切った!切ったのを見てしまって、「ああっ!!」と声が出た。 すぐさま、 「なんでこれ切ったんだー!」と弟子に怒鳴って、 弟子が「いや、切ったのは親方だろうが!!」と正論。 狭いワンルー

    喧嘩する業者さん
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    asiamoth 2021/07/30
    今日の増田文学。書き手が ひねくれた増田だったら胸糞案件で終わるところを、ほのぼのした読み口でホンワカした。「アフタヌーン」あたりに載ってそう。
  • オリンピック女子ロードレースの奇跡を素人にも分かるよう解説する

    7/25(日) 13:00から行われた東京オリンピック 女子ロードレースで奇跡が起こりましたので普段、自転車ロードレースに関心の無い方でも分かるよう解説してみました。 何が起こったのかオーストリアからたった一人参加していたプロではない博士号持ちの数学研究者アンナ・キーセンホーファー選手がスタート直後から飛び出し、そのまま最後まで逃げ切って金メダルを獲得してしまいました。 何がすごいのか通常ロードレースでは大きな集団(メイン集団とかプロトンと呼ばれます)になって走りますが、そこから飛び出して先行する少人数の逃げ集団も良く作られます。 今回もアンナ選手と他に4人がスタート直後にメイン集団から飛び出し、5人の逃げ集団を作って先行しました。 しかし、そのような逃げ集団はレース終盤にはメイン集団に追いつかれて吸収されてしまうのが一般的です。 たまに逃げ集団の選手がそのまま逃げ切って勝ってしまうことも

    オリンピック女子ロードレースの奇跡を素人にも分かるよう解説する
    asiamoth
    asiamoth 2021/07/28
    今日の増田文学。スゲェ人のスゲェ偉業をスゲェ分かりやすく解説している(語彙)。
  • 奇跡が起きるのは思っているより多いのかもしれないという話

    俺は海沿いの街で暮らしていて、二日に一度くらいの割合で仕事が終わってから浜辺に焚き火台を出して一人で何時間も火を焚いているという、あんまり頭の良くない趣味を持っている。 職場から家に帰ってきて焚き火台と薪を持って浜まで行くと、始められるのがおおよそ19時過ぎで、何回もやっているくせに木が炭になる時間の感覚がいまいちつかめないのもあって、「俺はいま焚き火をやってるな」と実感できる数の薪を燃やしていると綺麗に燃え尽きるのが21時半ぐらい、それからようやく夕飯をべ始めるのでやっぱり馬鹿なんだと思う。 季節で日が落ちるのが遅いけれども、灯りのあまりない海岸なので、20時を過ぎるとかなり暗くなる。自動車が道路を行き交う音と海鳴りが聴こえる闇の中にいるのは俺だけ…では意外となくて、砂浜に降りてくる道のコンクリートで舗装された突端に、よく誰かが二人で座っていたりする。 それは必ずしも決まった人たちでは

    奇跡が起きるのは思っているより多いのかもしれないという話
    asiamoth
    asiamoth 2021/06/28
    今日の増田文学。“暗い海を二人でずっと眺めている”関係を“奇跡”へと昇華しているのは、他ならぬ増田くんやで!
  • 悪くない人生だった

    36歳男。 今朝、死ぬ夢を見た。 路上で倒れて俯瞰視点になって誰も助けてくれない。 目が覚めてから走馬灯のように人生を振り返った。 結婚もしてないし女性とお付き合いした経験もない。学生時代の栄光もなければ仕事で活躍したりもしてない。そして今コロナで職場を追われその日暮らしをしているが、それでも悪くはないなと思えることも多かった。 幼少時に両親が離婚し、母親に育てられた。 2年の時だったか、「お父さんの仕事についてお話を聞いてきましょう」という宿題が出て、俺は母親に聞くしかなかったからそれを発表したら「何でお母さんなの?」みたいになって、教師の大したフォローもなく大泣きしながらそのまま帰った。 その日から不登校になったが、あの宿題の出来は結構良かった記憶。 文化祭のタイミングで教師がうちに来て、文化祭は来ような、みたいな感じになって「ふじまる」という相撲取りの役をやった。あれはイマイチだった

    悪くない人生だった
    asiamoth
    asiamoth 2021/04/18
    今日の増田文学。まさに「足るを知る」人生を送っている。自分も こうありたい。
  • 田舎で車運転できないやつ

    左右盲とか色盲とかてんかん持ちとかナルコレプシーとか身体障害とか 何かやらかして免許剥奪されたとか経済的理由とか 理由があって田舎に住んでるのに車運転できないってやついると思うんだけど みんなどうやって生きてるんだろう どうしても車体感覚が持てなくて(普段から方向感覚がなかったりものの遠近感が掴みにくかったりするので脳に障害があるのかもしれない) 免許は奇跡的に取れたけど車の運転ができない 絶対にやりたくない 大破する自信があるので まあその要するにケンタッキーに行ってみたいんだけど移動手段が自転車だから1時間半くらいかかるんだよな いいなあケンタッキー 30歳のくせにケンタッキーに行くのが夢とかどうなのよって感じだけど 5000兆円降ってきたら都会に引っ越してたくさん外をしてみたい

    田舎で車運転できないやつ
    asiamoth
    asiamoth 2021/03/24
    今日の増田文学・詩編。他者への攻撃かと思いきや、自家用車を持っていない自分にも共感できる内容が続き、最後には唐突に濱口國雄『便所掃除』級の飛躍。これは完全に詩だ。
  • 誰にも言わないけど誰かに聞いてほしい日記

    久しぶりに夫とお風呂に一緒に入った 湯船に浸かりながら夫が頭を洗う様をボーッと見ていた。 「あれ?リンスは頭皮に良くないから使わないって言ってなかった?」深く考えずに聞いた。 「え?いつも使ってるけど。誰と勘違いしてるの?〇〇(息子の名前)?」 「え?…あー、そうかも…」 明らかに私の歯切れは悪かった。別の男性と勘違いしてた。 数年前のオードリーのオールナイトニッポンで若林氏が最近リンスを使うのをやめたというのをサラッと話してたのが何故だが頭に残っていたのだ。 もう十年間、毎週聴いてるオードリーのANN。夫と出会う前から聴いている。 夫は仕事が忙しく平日はほぼ話す時間もない。土日も疲れて寝ていたり子供と一緒に遊んだりで二人でじっくり話す機会は少ない。 それに比べて、変な話だが若林氏の話は毎週2時間みっちり聴いている。Bluetoothイヤホンで子供に内緒で晩御飯を作りながら、掃除をしながら

    誰にも言わないけど誰かに聞いてほしい日記
    asiamoth
    asiamoth 2021/03/20
    面白い! 叙述トリックのように楽しめた。もしも その場で説明していたら この増田は生まれなかったのかな。
  • スズメバチのコロニー/システムとしての死

    スズメバチは一年間のサイクルを繰り返す。つまり、女王が生まれ、女王が巣を作り、滅びる。これを繰り返すのである。 いやしかし滅びるってなんなんすかという話であって、勿論字義通りスズメバチの巣は最終的に滅びるんですけど、その時に一体何が起こってるのかについてはあんまりよく知らない人もたくさんいると思うわけです。実際のところ、スズメバチの巣が滅ぶ際には色々常識を超えた現象が起こっています。 巣が設置されて発展するまで 女王蜂が巣を作り始めるのは四月とか春の時期で、まあ色々とその時にも障害があります。そもそもきちんと巣を作ってコロニーを形成できる女王は複数いる女王の内の数%程度に過ぎないという説もあるくらいで、巣作りが失敗する理由としては、例えば純粋に病気とか栄養不足のほか、天敵に狙われてしまう場合など色々あります。原理的にコロニーを形成したスズメバチには殆ど天敵はいないのですが、つまりは翻って言

    スズメバチのコロニー/システムとしての死
    asiamoth
    asiamoth 2020/11/29
    増田くんさぁ……。こんなスラスラ読める分かりやすい長文をタダで読ませていて誇らしくないの?¶この方が文章書きのプロじゃなかったら逆にビックリ。
  • ゴリラに育てられた4年間の話

    小学3年から6年までの間、担任がゴリラだった。 もちろん正確には人間だったんだけど、なにせガタイがよく、振る舞いもゴリラのようだったので、生徒たちには「北ゴリ」と呼ばれて親しまれていた。 北ゴリは草履を履いて生活し、機嫌がいいといつのものか分からない昭和歌謡を歌い、毎日マウンテンバイクで隣県の家から学校に訪れては、日が暮れるまで体当たりで子どもの相手をした。すべてが風変わりなゴリラだった。 北ゴリの授業は自由だった。彼はゴリラらしく、われわれ小ザルにもわかる作法で勉強を教えてくれた。 算数で体積を習った日の宿題は、いっぱいに張った風呂に頭まで浸かって、減った湯の深さから自分の体積を計算するというものだった。 比率の授業には、醤油と酢と油を持ってきて、一番おいしいドレッシングの比率を計らされた。 円周率を初めて知る日には、コンパスで引いた円に沿って糸をなるべく正確に張りつける遊びをして、その

    ゴリラに育てられた4年間の話
    asiamoth
    asiamoth 2020/09/23
    最高。はてな文学史に残る名作。ゴリラに育てられた小ザルが立派なゴリラに成長する半生をじつに分かりやすい文体で書いてある。この増田から次のゴリラが生まれそう。
  • 防犯カメラの死角を必死で探したことがある

    実家に帰ってきて親のいない茶の間で水ようかんをべていたら、この家でこんなにしずかな時間を過ごすのは久しぶりだと気づいた。 それは両親が旅行(といっても彼らも私も都民なので県をまたいだ移動をするのは悩ましく、近場のホテルをとって普段よりすこし贅沢みたいなことをしている)で不在にしているのはもちろん、私が人との同棲結婚離婚を経てひさびさにひとりになったからというのもある。 10代後半から20代前半にかけては、親の不在期間はそのまま、好きな男の子を家にこっそり連れ込むためのタイミングだった。 いま、ひどいときには収入が5ケタになるような弱小フリーランスの私とはちがい、両親は当時から地に足のついた仕事をしており、なおかつ良くも悪くもバブル世代的な人たちだった。10年ほど前、実家の駐車スペースには黒くでかいベンツと流線形の銀色の外車が並んで置かれていて、家族である私から見てもそれらは笑ってしま

    防犯カメラの死角を必死で探したことがある
    asiamoth
    asiamoth 2020/07/27
    また名文が誕生している。はてな文学だけで書籍化しても良いのでは?
  • ガードレール

    夫の身体能力は高く 小さい頃からいろんな記録を持っているそうです 学校で1番から県で1番まで その地域で未だに抜かれていない記録もあります でも全国レベルではありません 身体能力が関係ある仕事にはついていないし 特にスポーツもやっていないしジムも嫌いです 今年50歳 身体能力を発揮する場はありません だけど唯一夫が身体能力を披露する時があります 植込みなど障害のないガードレールを見ると 手を使わず両足を揃えて飛びこえる事を造作なくできるので 良いガードレールを見るとひょいひょい飛び越えていました 若い時は、かっこいい!と横で喜び そのうち、ウザいこけろ!と思うようになって 今では歯磨きぐらいなんとも思いません で先週 路肩に留めた車に2人で戻る時、私はガードレールの隙間を探し 夫は良いガードレールを見つけ、いつものように飛び越えたつもりが とうとう足が引っかかってしまいました 初めて見まし

    ガードレール
    asiamoth
    asiamoth 2020/07/25
    名文オブ名文。書き出しからして上手い。後半の不穏な感じからのオチが素晴らしい。
  • デリヘル嬢してた時に、こんなお客さんいたなっていう思い出。

    毎週土曜日に呼ぶ人しかも必ず21時頃に予約を入れる。そして、真っ暗な部屋にテレビだけ点けてプレイした。毎回、『世界ふしぎ発見』を観ながらする。五、六回目くらいのプレイで、騎乗位で素股をしている最中、ふと世界ふしぎ発見に気を取られた瞬間に体勢をひっくり返されて、番に持ち込まれてしまった。優しい人だったのだが、やっぱ油断大敵だった。 毎日日替わりで誰かしら呼んでる人。某シティーホテルの、中くらいのグレードのツインの部屋を定宿としているのかなんなのか。私は三回くらい呼ばれたけど、いつも同じ部屋だった気がする。若い女の子の悩み事を聴くのがやたら好きな、五十代後半~六十代前半くらいの人だった。毎晩、店の子の誰かしらを呼んでいたが、一体私生活どうなってるんだろうねって、仕事仲間の間でよく話題になる人だった。 部屋にカーテンが一つもない人。部屋に熱を発するものといえばその人人しかいないので、お部屋に

    デリヘル嬢してた時に、こんなお客さんいたなっていう思い出。
    asiamoth
    asiamoth 2020/03/09
    面白くて一気読みした! これだけ希有な体験をしていて読ませる文章を書く人ならAmazon Kindleあたりで個人出版したら良いのに、と いつも思う。
  • 沸騰した味噌汁

    子供の頃から家を出るまで母は味噌汁を祭のような勢いで沸騰させていた。 そしてたまに連れて行ってくれた定屋の店主も味噌汁を祭のように沸騰させていた。 そんな環境で育ったものだから、当然自分で作る時も祭のように沸騰させていたのだけど、初めて付き合った彼女の前でそれをやったらとても怒られた。 風味が飛ぶと。 その時私は味噌汁は沸騰させないものなのだと知った。 そして、それからしばらくして、母と定屋の店主が長い間不倫していたことを知る。 私の味噌汁はもう二度と沸騰しない。

    沸騰した味噌汁
    asiamoth
    asiamoth 2018/08/29
    よく見るメシマズ案件かと思いきや……。これだから増田文学は やめられない!
  • もっと早めにやってみればよかったと思うこと

    ・脂の多い肉に山葵をつけてべること 肉の脂っぽさと山葵の辛さが相殺されてべやすくなるんだね。 心なしか翌日の胃もたれも少なかった。 ・銭湯のアカスリ 60分コースが一瞬だった。今だけはアインシュタインに文句を言いたい気分…! 5,000円という価格設定に長らく躊躇してたけど、値段以上の満足感が得られた。 ・石油ストーブ 電気と温まり方が段違い。 灯油入れる手間を考えてもこれに頼らなければもう冬を生きられない。 ・匿名はてなに書き込むこと 匿名ってだけで当社比200%ぐらい気楽にガンガン文章が書ける。 普段SNSで意見を発信する時に如何に周りにどう思われるか考えててオブラートに包んだ発言をしているかがよく分かった。 ・水を吸収してほしいところの素材を全て珪藻土にすること ・携帯会社をMVMOに変えること ・Amazon定期便の利用 ・自炊 ・転職 ・人を気で好きになること ・気で好き

    もっと早めにやってみればよかったと思うこと
    asiamoth
    asiamoth 2018/01/04
    ワイは30過ぎで初めて お付き合いしたから気持ち分かるでぇ……(懐古中)。¶めちゃめちゃ面白い文章が書ける人だから、すべてを忘れて増田を書きまくるのが良いと思うな。
  • Iさんについて

    職場で知り合ったIさんという女性の話。 うちの職場は繁忙期にデータ入力の短期アルバイトを雇っている。期間は3ヶ月で、毎年5人位が採用される。短期雇用なので学生が多いのだが、Iさんはその中のひとりだった。 Iさんは母親が日人で、父親はスロバキア人。両親がすぐに離婚してしまったので、父親に関する記憶はまったく無いらしい。 Iさんは18才までスロバキアで過ごし、日の大学に通うために都内に移住してきた。東京に住み始めて、今年で4年目を迎えた。 最初にIさんがオフィスに現れた時、僕ら社員の間で軽いどよめきが起こった。Iさんがめちゃくちゃ美人だったからだ。その場から完全に浮きまくっていた。ギャグ漫画の中に、一人だけ画風の違う美少女が混ざっているようだった。しかもIさんはただの美人ではなかった。かなり個性的なキャラだったのだ。 Iさんはかなり独特な日語を話す。最初に聞いた時は、シュールな現代詩みた

    Iさんについて
    asiamoth
    asiamoth 2017/12/17
    淡々とした文体が心地よい! これは この増田で完成していて、たとえばマンガや実写にすると途端に陳腐に なりそう。
  • 黒歴史(ヘビー級)のある女の子に18年ぶりに再会した話。

    小学校の頃仲の良い女の子がいた。 その子とはよく一緒に下校していたんだけど、ある日の下校中に彼女が 「おしっこがしたい」と言い、近くにトイレもなかったので、 俺が人が来たらすぐに言えるような形で見張りに立ち、彼女は草葉の陰で用を足した。 その日以来、何故か彼女は下校中に催すことが多くなり、 最初は彼女が完全に見えない場所で背中を向けて見張っていた俺に 次第に「もっと近くで見張って」と要求するようになった。 最終的にはしゃがんで用を足す彼女の目の前で、向かい合わせで見張るスタイルになっていた。 要は完全に丸見えスタイルである。小学生の性癖なんて、そういった知識がない分、 いつどんなものが目覚めるのか予想もつかない。今思えばアレは彼女に芽生えた特殊な性癖だったんだろう。 その後俺は小5の終わりに転校をし、その後彼女とは一切会うことはなかった。 そんな中、わずかに親交を続けていた当時の男友達数人

    黒歴史(ヘビー級)のある女の子に18年ぶりに再会した話。
    asiamoth
    asiamoth 2016/08/30
    一気に読ませる素晴らしい文章! オチからしてネタとして解釈するか、それとも事実か……。
  • 僕の考えた京極堂『小女子の報』

    小女子ハ酒ノ肴也。 焼イテ美味、炒メテ美味 画図百鬼夜行――前篇・陽 其の日京極堂を訪れたのは、没になった原稿を読んで貰う為であった。 没になったといっても、記事の内容が悪かったというわけではなく、私が原稿を書いていた雑誌『m9』が休刊になったのだ。私は暮らしに窮した時に、内職としてカストリ雑誌に記事を書き、糊口を凌ぐことがあり、『m9』もそうしたカストリの一つだった。『m9』とは主に、社会、政治文化、といった堅い主題を、若者に目に向けて貰おうと、軽い論調で書こうといった雑誌であったが、志半ばにして三号で休刊になってしまった。 このことで、編集者は何度も頭を下げてきたが、今回は原稿の内容に自信が無かった為、ほっとしたというのも事実である。 雑誌が休刊になれど、書いてしまった原稿は手元に残る。そこで私は今回の原稿――インターネット上の殺害予告を扱った記事を京極堂に読んで貰おうと考えたのだ。

    僕の考えた京極堂『小女子の報』
    asiamoth
    asiamoth 2008/10/09
    現代に生きる京極堂と関口くんが時事ネタに挑む。ニヤニヤ笑いが止まらない。ラストは、思いも寄らない締め方をする。