鞘(さや)から抜いた日本刀を公道で持ち歩いたとして、熊本県警熊本南署は20日、熊本市新町2、飲食業工藤哲士容疑者(45)を銃刀法違反の疑いで逮捕した。 発表によると、同容疑者は同日正午頃、自宅近くの県道で、美術鑑賞用として県に登録している日本刀(刃渡り約68センチ)を正当な理由なく携帯していた疑い。 周辺住民から「日本刀を持った男が『ウオー』と声を上げながら道を歩いている」との通報があり、署員が現場に急行。自宅マンションにいるところを署に連行した。当時、酒に酔っており、日本刀を持ったまま焼き菓子を購入し、自宅に帰ったという。 焼き菓子を売った店の女性店員(63)は「怖かった。しかし、脅すようなことはなく、『これください』と言って、焼き菓子を買っていった」と話していた。