配給会社東宝東和はアンジェリーナ・ジョリー監督作品「Unbroken」の日本公開を請け負う予定でしたが、2015年1月に中止すると発表しました。 この作品は太平洋戦争中に搭乗していた爆撃機が墜落して、47日間の漂流を経験し、日本軍の捕虜となったオリンピック選手ルイス・ザンペリーニ氏の伝記映画です。 この中で、日本軍の捕虜収容所の描写について日本人の間から批判が起こり、東宝東和はそれを恐れて公開を中止したようです。 しかし、私がシナリオを取り寄せて読んでみたところ、捕虜収容所の部分は全体の一部であり、漂流中の出来事もかなりのシーンを用いて描かれています。噂されたような日本兵が人肉を食べるシーンなどありません。ザンペリーニ氏に辛くあたる渡辺伍長も、個人的な理由がそうさせているのであり、日本という国が邪悪な存在として描かれてはいません。 残念ながら、日本の捕虜収容所で捕虜の死亡率が極めて高かった