まずネット文化を理解するための前提として、現在のネットには先にこの大陸に移住してきた「ネット原住民」とあとから入植してきた「ネット新住民」とがいて、彼らの間に大きな文化の違いが存在することを知っておかなくてはならない。なぜならネット上での軋轢のほとんどは、この古くからいるネット原住民と、それに対して勢力を拡大しつつある新住民の文化的衝突であるとみなせるからだ。 (川上量生『角川インターネット講座(4) ネットが生んだ文化誰もが表現者の時代』より) 最近、川上量生*1さん監修の『角川インターネット講座』の第4巻をちょっとずつ読み進めている。「ネットが生んだ文化(カルチャー)」と題された本書は、「文化」の側面からインターネットを再考した内容だ。 その導入で川上さんが前提として指摘しているのが、上記の引用。黎明期からネットに親しんできた「原住民」と、ここ数年の間に利用を始めた「新住民」。両者の間
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