Open CultureのItalo Calvino Offers 14 Reasons We Should Read the Classicsにこの動画が貼ってあったのだが、カルヴィーノが亡くなる直前のBBCの番組らしい。探せばどこかにあったのだろうが、カルヴィーノが英語を話しているのを見たのは初めてかもしれない。 ちょうどハーヴァードで講義をする準備をしている時に亡くなってしまったのですよね。
『ザ・ストーン・ローゼズ:メイド・オブ・ストーン』 ローゼズの熱狂的なファンなのかというと、そこまでとは言えないだろう。しかしそんな僕のような人間でも、再結成記者会見であの四人が顔を揃えた瞬間というのは感慨深いものがあった。ロック、ポップス史にはセールス云々ではなく、存在自体が「特別」な人たちがいるが、ストーン・ローゼズもそのような存在であることに異論のある人はないだろう。 本作は再結成記者会見、リハーサル、ツアー、そしてヒートンパークでのライヴまでの密着に、過去の映像に回想インタビューを交えた構成となっている。 85年ごろのハシエンダでのライヴ映像もあったが、あの時このバンドを見ていた人たちの中で、数年後にあのような存在になると予想した人がどれだけいたことだろうか。 映画では触れられていないが、ローゼズの面々はジョニー・マーとは年齢はほぼ同じで、ジョニー・マーとはスミスを作る前からの知合
作家の高橋たか子が亡くなった。こちらの記事に「作家の故高橋和巳の妻」とあるのだが、冒頭にこう書くのは失礼ではないのかという気がしなくもないのだが、僕自身も高橋たか子の小説は未読なもので、やはり高橋和巳の妻が亡くなったのかと思ってしまった。 先日久しぶりに『邪宗門』を読み返したのだが、そのついでにといってはなんだが高橋たか子の『高橋和巳という人』も読んでみた。そこにはこんな部分があった。 「葬儀委員長は埴谷雄高であったが、実務の一切を一手に引き受けて遂行してくださったのは、元「文藝」編集長の坂本一亀であった。その子息、今は有名な、あの坂本龍一が、場内に流す音楽を担当してくださったとか、それについて私の意見を聞かれて私がバッハにしてほしいと言い、それでバッハが流されたとか、私はぽっかり記憶が欠けているのだが、そうなのだそうである。」(pp.107-108) 高橋和巳が亡くなったのは1971年の
「ユリイカ」6月号の、先日亡くなった山口昌男特集をパラパラと。 山本貴光による「山口昌男主要著作目録+重要著作解題」に『本の神話学』について「山口ワールドへの(……)入門に最適の一冊」とあるが、僕が初めて読んだ山口の本もこれだったような気がする。 中沢新一との対談で高山宏はこう言っている。 「高山 (……)これは半分皮肉にも聞こえるけど、実際彼はそういう啓蒙のレベルをものすごく意識していた。たとえば『本の神話学』の最後の文献目録なんて読書案内以外のなにものでもないんだから」(p.63)。 こういった意図を持った文献目録のある本というのは僕も大好きで、これを手がかりにいろいろと本を読み進めていくのは楽しい。とはいえあまりにも充実していると、僕のような怠惰な読者は途中で「もうこのへんでいいか」ということになりがちなのだけれど。 それにしても『本の神話学』(やその他の書評などが収録されている本)
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