5日午前2時10分頃、埼玉県東松山市御茶山町のコンビニ店「サンクス御茶山店」に男が押し入り、レジカウンターにいた男性店員(29)に包丁のような刃物を突きつけ、「あれを出せ」などと脅した。 店員が「あれって何?」と聞き返し、応じなかったため、男は何も取らずに逃走した。店員にけがはなかった。東松山署は強盗未遂事件として調べている。発表によると、男は20~30歳ぐらいで、身長約1メートル75。灰色のフード付きパーカを着て、サングラスをかけていた。
偽名で羽田空港行きのリムジンバスの予約を繰り返し、バス会社の業務を妨害したとして、警視庁久松署が東京都世田谷区北沢4、無職高沢裕哉容疑者(24)を偽計業務妨害の疑いで逮捕していたことがわかった。 逮捕は22日。 同署幹部によると、高沢容疑者は今年4~5月、計16回にわたり、インターネットの乗車予約サイトに偽名を入力。新宿発など複数の羽田空港行きリムジンバスの計約100席分を架空予約し、バス会社の業務を妨害した疑い。 高沢容疑者は多い時は1台あたり約30席を予約。自分の運賃だけ支払い、架空予約で空席が目立つバスで羽田空港に行っていたという。調べに対し、「飛行機が好きだった。混んでいるバスに乗るのが嫌だった」と容疑を認めているという。
阪神大震災の前年にもイカの漁獲量が大幅に増えたことが知られており、漁師の中には「イカが取れすぎて驚いた。大地震の前兆だったのでは」と信じる人もいる。因果関係は解明されていないが、専門家は「興味深い現象」と注目している。 県内のイカ漁の主な漁場は紀伊水道で、特に多いのはコウイカの一種ヤケイカ。小松島漁協によると、最盛期の今年1〜2月、港に水揚げされたイカは約200トンで例年の2〜4倍。県北部の漁協でも今冬、イカの水揚げは70トンあり、例年の3倍だった。また、対岸の有田箕島漁協(和歌山県)でも、イカの水揚げが例年の2〜3倍の約700キロあったという。 農林水産省の統計によると、県内の「イカ類」の水揚げは阪神大震災前年の1994年は491トン。93年の1・4倍、92年の1・9倍もあった。当時は全国の漁師たちの間で、イカと地震の関係が話題になったといい、現在でも地震の前兆現象の報告会などで報告され
警察庁は28日、福島県警が、東京電力福島第一原子力発電所の半径10キロ圏内で27日に発見した遺体について、遺体表面の放射線量が高く収容ができなかったことを明らかにした。 今後の対応を検討している。 同庁によると、10キロ圏内の大熊町に遺体があるとの情報があり、同県警が27日朝、防護服を着用した機動隊員ら15人を出動させた。その結果、原発から約5キロ離れた屋外で1遺体を発見したが、遺体表面の放射線量が、全身の除染が必要となる基準を超えていた。このため、「搬送する警察官や、遺体安置所の医師らが被曝(ひばく)する危険性が高い」(警察庁幹部)として近くの建物に安置するにとどめた。 同県警は同原発の事故後、半径20キロ圏内での遺体の捜索を中断している。ただ、10〜20キロ圏内では防護服を着用した上、避難をしていない住民の説得やパトロールを行っている。
放射能汚染の恐怖と闘いながら、決死の作業が続く。15日朝に大きな爆発が起きた2号機。東電や協力企業の作業員ら800人が水の注入作業を行っていたが、爆発に伴い、「必要最小限」という50人を残し、750人が一時、現場から離れた。被曝(ひばく)を避けるため、放射線量が高くなると作業を中断しなければならない。15日午前、隣接する3号機付近で観測された400ミリ・シーベルトの環境下で作業できる時間は15分が限度。津波による被害で、停電も続く。照明がつかないため真っ暗な建屋内で、作業効率はあがらない。余震が続く中、津波警報で作業の中断を余儀なくされることもある。400ミリ・シーベルトを記録したのは、作業員が携帯する放射線監視装置だった。 12日午後、高圧になった1号機の格納容器内の蒸気を逃すための弁が開放された。格納容器に亀裂が入る最悪の事態はまぬがれた。その弁を開ける作業にあたった男性は、100ミリ
全国で最も放置自転車が多い大阪市が、違法駐輪追放を訴える児童の絵をシートにして路面に貼る試みを一部地域で始めたところ、放置が激減した。 マナーの悪い大人も、子供が一生懸命描いた絵の上には置きにくいらしく、9割近く減ったところも。市は新年度、広い地域に取り組みを広げる。 内閣府の調査では、2009年の同市の放置自転車は約4万2000台で2位の横浜市(約1万8000台)の倍以上。市によると、昨年11月には約3万2000台にまで減り、2011年度中に2万5000台に抑えるのが目標という。 子供の絵作戦は、建設局の違法駐輪対策担当、瀧石浩二さん(43)が、児童が壁画を描くことで堤防の落書き被害が減った事例から思いついた。地元小学生の絵を募り、「歩道は駐輪場ではありません」などとメッセージを入れてもらった。 昨年11月、港区内のJR弁天町駅と市営地下鉄朝潮橋駅の周辺の歩道に、特殊なシートに加工した絵
人気キャラクター「ハローキティ」のサンダルを履いて空き巣を繰り返していたとされる男(36)が、県警に窃盗容疑で逮捕された。足跡と目撃情報などから「ハローキティ」のサンダルを履いた人物をマークし続け、職務質問をきっかけに逮捕したという。県警は3日、男が2004年2月頃から空き巣を始め、県北部と群馬県で約450件、約5500万円相当の盗みを重ねていたことを確認したと発表した。 県警によると、男は、小鹿野町下小鹿野、トラック運転手神田雅兼被告(窃盗罪などで公判中)で、04年2月〜昨年6月、本庄や熊谷市などの民家やアパートなど約450か所に侵入し、現金や貴金属、ゲーム機など総額約5500万円相当を盗んだ疑い。 それぞれの被害者宅の足跡を解析したところ、サンダルを履いた男が連続窃盗事件の容疑者として浮上。目撃情報も加わり、捜査員は「キティちゃん」と呼称して行方を追っていた。 警戒中の県警機動捜査隊員
ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は6日、使い捨てコンタクトレンズ「ワンデー アキュビュー トゥルーアイ」の利用者から健康被害の報告が1日までに1617件あったと発表した。 報告には視力低下を招く恐れのある角膜潰瘍も5件含まれていたという。J&Jは、報告のあった商品の自主回収を進めており、回収対象の商品の使用をやめるように呼びかけている。 J&Jによると、対象となるのは、アイルランドの工場で製造され、4月27日〜8月19日に販売された商品の一部で、国内には約10万箱が流通した。製造工程の不具合で、レンズ用の洗浄剤が目に有害な濃度で残存していたという。健康被害の報告は、角膜潰瘍のほか、角膜のキズ、目の痛み、充血など多岐にわたる。
兵庫県警西宮署は14日、武庫川女子大教授・相沢徹容疑者(46)(兵庫県西宮市)を道交法違反(酒気帯び運転)容疑で現行犯逮捕した。 相沢容疑者は、全日本女子バレーボールチームのチームドクターも務める整形外科医。「院長を務める診療所で栄養ドリンク『ユンケル』を40本飲んだ。酒は飲んでいない」と容疑を否認しているという。 発表によると、相沢容疑者は13日午後11時10分頃、西宮市今津二葉町の国道43号で、酒気を帯びた状態で乗用車を運転した疑い。追突事故を起こしたために同署員が駆けつけ、基準値を上回る呼気1リットル中0・4ミリ・グラムのアルコール分を検出したという。 ユンケルを製造、販売する佐藤製薬(東京)によると、ユンケルに含まれるアルコール分は多いもので3%以下。30ミリ・リットル入り40本で、500ミリ・リットル入りビール1缶の含量に相当するという。同社広報部は「用法は1日1本と定め、ラベル
【モスクワ=山口香子】モスクワの地方裁判所で12日、ロシア正教徒の信仰心を侮辱する現代美術展を企画したとして、著名文化人2人が懲役3年を求刑された事件の判決が言い渡される。 実刑の場合、美術表現を巡る裁判ではソ連崩壊後初となり、文化人らは検閲強化につながると危機感を強めている。政教分離の原則を問う裁判としても注目が集まる。 問題となっているのは、2007年にモスクワのサハロフ博物館で開催された「禁じられた美術」展。企画した同博物館館長(当時)のユーリー・サモドロフ氏と、国立トレチャコフ美術館現代美術部長(同)のアンドレイ・エロフェエフ氏の2人が、「市民の信仰を侮辱し、宗教的憎悪を扇動した」罪で08年5月に起訴された。 モスクワで8日、エロフェエフ氏とともに記者会見したサモドロフ氏は、「裁判官は国と教会から大きな圧力を受けている」と述べ、事件化の背景に、愛国心と信仰を一体化させて国民を団結さ
長崎県警長崎署は8日、バスのシルバーシートに座っていた男子高校生に腹を立て、傘で顔を突くなどして重傷を負わせたとして、長崎市古町、マンション管理人枡田民子容疑者(60)を傷害容疑で逮捕した。 発表によると、枡田容疑者は4月27日午前7時50分頃、市内を走行中の路線バスの車内でシルバーシートに座っていた男子高校生(18)(長崎県諫早市)らに「高校生のくせに、何でシルバーシートに座らんといかんとね」と怒り、顔を数回殴った。さらに「何で殴るとか」などと反論した高校生をけり、傘の先で顔を突くなどした疑い。高校生は鼻の骨を折るなど、4週間の重傷を負った。 枡田容疑者は下車して逃げたが、これまでも枡田容疑者の自宅周辺では高校生や中学生が注意されたうえ、肩をたたかれたなどの相談が同署に寄せられていた。容疑について「認めも否定もしない」と話しているという。
2日午後9時45分頃、富士山の8合目付近にいるという男性から「一人で富士山に登ったがライトを持っておらず、暗くて道がわからない。怖いので助けてほしい」と119番があった。 静岡県警富士宮署などの山岳救助隊員6人が出動し、午後11時半頃、6合目(標高2490メートル)まで自力で下りてきた男性を保護した。男性にけがはなかった。 同署の発表によると、男性は東京都中野区のパチンコ店店員(22)。2日午後5時頃、静岡県側の富士宮口5合目から入山し、9合目(3460メートル)付近まで登ったところで断念して下山を始めたが、暗くなったため携帯電話で救助を求めたという。 男性は長袖のカッターシャツにジーパン、スニーカーの軽装。食料や装備もなく、手ぶらだった。富士山は1日に山開きしたが、6合目付近の気温は2度。男性は登山歴もなく、「思いつきで登ってしまった」と反省した様子だという。同署は「人騒がせな話。一歩間
北九州市は18日、同市八幡東区高見の板櫃(いたびつ)川で、奇形のツチガエル46匹が見つかったと発表した。 市は専門家による検討委員会を設け、原因究明を進める。 市によると、同区の市立自然史・歴史博物館に5月、市民から「片方の足がないカエルがいる」と連絡があった。学芸員が同月、河川敷の約20メートルの範囲で90匹を捕獲したところ、45匹が左右いずれかの後ろ足が付け根からなかったり、部分的に欠けたりしていた。今月11日にも市環境局職員が同じ場所で7匹を捕獲し、1匹に同様の異常があった。 いずれも今春にオタマジャクシからカエルになったとみられる幼体で、体長2〜3センチ。市は原因について、化学物質による変形や遺伝子異常、ほかの生物に食べられたことなどが考えられると説明。川の水や泥に含まれる化学物質を調べている。
警察官の鑑/昇進を/婿入りして 「勇敢な行動に昇進を与えて」「ぜひ婿入りしてほしい」――。真冬の神戸港で先月末、おぼれていた男性(65)を救助した葺合署地域2課の平田泰弘巡査長(29)に激励の電子メールや電話が相次いでいる。すでに100件を超え、平田巡査長は「当然のことをしただけなので、正直驚いている。警察への信頼を少しでも取り戻すことができればうれしい」と話している。 同署によると、平田巡査長は1月25日早朝、110番で同港岸壁に急行。おぼれている男性を見つけ、迷わず海に飛び込んで助けた。その様子を伝えた翌日の新聞報道などをきっかけに、全国から熱いメッセージが寄せられた。9日現在、県警などにメール92件、電話12件など計109件に上る。 内容は「命を顧みない行為で、警察官の鑑(かがみ)」「だらしのない政治家のニュースが多い中、すがすがしい気持ちになった」と勇気ある行動をたたえるものが大半
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