リスク・不確実性と認識論に関する研究、統計についての哲学、金融危機やウイルスのパンデミックを事前に警告、テール・リスクを利用したヘッジファンドにおける成功など多数 ナシーム・ニコラス・タレブ(阿: نسيم نيقولا نجيب طالب、英: Nassim Nicholas Taleb、1960年 - )は、レバノン系アメリカ人の作家[1]、思想家、リスク・不確実性の研究者である。 ウォール街でデリバティブトレーダーとして長年働き、その後ヘッジファンドの経営を経て、フルタイムの研究者と作家になった。作家としての方が著名だが、1987年のブラックマンデー、2008年のリーマンショックなどの金融危機における数々の成功により、天才トレーダーとしても知られる。研究者としては主に、理解していない世界でどのように暮らし行動すべきか、偶然性と未知のことにどのように真剣に取り組むか、などを研究してい