ボーイング B-52 ストラトフォートレス(Boeing B-52 Stratofortress)は、ボーイング社が開発した、アメリカ空軍の戦略爆撃機。愛称のストラトフォートレス(stratofortress)は「成層圏の要塞」を意味する。 1955年に運用が開始されて以降、アメリカ空軍の戦略爆撃機戦力の一翼を担っており、各種改修を行いつつ2024年現在でも運用が行われている。 技術的には、先行するボーイングB-47で実証された諸要素を踏まえ大陸間爆撃機(ten ten Bomber)の航続力と兵装搭載力、亜音速の速度性能の機体である。ソ連圏内の目標を自由落下型核爆弾で攻撃するために作られたが、ベトナム戦争では、第二次世界大戦で投下された爆弾を大きく上回る量の絨毯爆撃を行い「死の鳥」と恐れられた[1][2]。 戦略核攻撃に使用するため、機体中央部は爆弾倉となっており、大型で大重量の初期の核