名鉄EL120形電気機関車(めいてつEL120がたでんききかんしゃ)は、名古屋鉄道(名鉄)が所有する直流電気機関車である。 概要[編集] 保線などの作業などに使用されていた旧型電気機関車の置き換え用として製造された機関車で、名鉄としては72年ぶりに新製された電気機関車でもある。 製造は東芝が受注したが、これは東芝にとっては約45年ぶりとなる私鉄向け電気機関車の製造となった[1]。 さまざまな箇所が電車と同様の構造になっており[7]、運転取り扱いも電車と共通となった[1]。 形式称号は、名鉄の創業120周年にちなんだものである[8]。 導入の経緯[編集] 名鉄では、1984年2月1日の貨物営業廃止後も、線路保線作業用の業務用列車などに運用するために電気機関車を保有・運用していた[9]。こうした業務用列車は、他の大手私鉄では車籍を持たない保線用モーターカー[注釈 1]および牽引車の使用へ移行す