出版再販研究委員会は11月30日午後3時から書店会館に公正取引委員会野口文雄取引企画課長を招いて、ポイントカード問題で公正取引委員会の考え方を聞いた。 この席で野口課長は「取次がイニシアチブをとってやめさせれば問題」「1%とか低率のものまで一切駄目というのは少し行き過ぎ」などと独禁法上の問題点を指摘した 公取委野口課長は、11月 1日付け「文化通信」のインタビューで「取次や書店が、ましてや団体がポイントサービスを止めさせることを決めたり、出版社に対してやめさせるようにすれば独禁法違反」と指摘。 この発言に対し、出版再販研究委員会が事前に7項目の質問を提出していた。 30日の委員会は野口課長が質問事項に1項目ずつ回答したあと、委員との間で意見交換が行われた。 野口課長の回答は�@ポイントカードについては再販契約で明確に定められていないので出版社の意向に沿う形でやってほしい、�A取次