● 新宿区で9ヵ月にわたって清掃員を体験 現場はとんでもなく過酷 「ちっくしょぉぉぉー!!」思わず天を仰いでしまった。隣で立ち読みしていたビジネスマンをびっくりさせてしまったのは申し訳なかったけれど、こんな面白そうな本を見逃していたのだから仕方ない。奥付をみると初版は5月30日、9月10日で5刷とある。面白い本が出たよ!と超速でお知らせしたいHONZの一員からするとこの遅れは痛恨の極みだ。 偶然見つけた一冊は、『ごみ収集という仕事 清掃車に乗って考えた地方自治』。地方自治や行政学を専門とする研究者が、新宿区で9ヵ月にわたって清掃員としてごみ収集の現場を体験した記録だ。この時点でもう、面白そうな雰囲気ビンビンである。 なにしろ新宿区は、歌舞伎町や新宿二丁目、荒木町といった個性あふれる歓楽街や飲食街を抱えている。それに文化や生活習慣が異なる外国人も多い。今年の成人式で驚いたのは、新宿区の新成人
● 外貨流出を阻止する規制強化で 中国人の爆買いが沈静化 観光ビザの取得手続きの緩和により、約10年前から大勢の中国人が日本を訪れるようになった。やがて、高いと思われていた日本の不動産価格が、中国のそれよりも手頃だと気づいたことで、不動産を物色する人も増えた。 日本に留学する子どもを住まわせるという必要に迫られたケースもあるが、メインは投資目的だ。筆者の周りには、北京のマンション1つを手放しただけで、東京のマンションを3つ買っている中国人もいる。 そうこうしているうちに、個人だけでなく、中国の企業も日本の不動産に興味を持つようになり、一時、日本では、「中国マネーが日本の国土を買い尽くしてしまう」といった論調が広がった。こうした見方は、指摘するまでもなく荒唐無稽なものであることは自明だが、ただ、度を過ぎた一面は確かにあった。 こうして、中国の外貨がどんどん日本を始めとする海外へ流れていった。
【パリ=三井美奈】カルロス・ゴーン容疑者が逮捕された事件をめぐり、欧州で「陰謀論」が広がっている。外国人経営者の高額報酬をやり玉にあげる日本への批判も出てきた。 【図解】カルロス・ゴーン容疑者をめぐる事件の構図 仏経済紙レゼコー(電子版)は21日、今回の逮捕について「フランスでは『日本人が仕掛けたクーデターだ』という見方が強い」と指摘。英紙フィナンシャル・タイムズ(同)も21日、「陰謀論が駆け巡っている」との見出しで逮捕を取り巻く状況が不透明だと伝え、同容疑者の主張が全く報じられないことなどの疑問点を挙げた。 こうした不信の背景には、フランス政府や仏自動車大手ルノーが「日産自動車は不正をめぐる社内調査の情報を提示していない」と不満を示し、逮捕容疑は確認できないと主張していることがある。 一方、仏紙フィガロ(同)は21日、「ゴーン容疑者がベルサイユ宮殿で豪華な結婚披露宴を挙げたことすら、日本
日産自動車で19年にわたり経営トップとして君臨したカルロス・ゴーン会長が金融商品取引法違反で逮捕され、11月22日にも会長を解任される見通しだ。ゴーン氏は1999年に瀕死の状態の日産をV字回復させ、日産、ルノー、三菱自動車のグループを世界最大規模に拡大した。ゴーン氏というカリスマ経営者を失った日産はどうなるのか――。 ■「ゴーン・チルドレン」の西川社長はなぜ掌を返したのか カルロス・ゴーン会長の逮捕容疑は2010年度から5年間の役員報酬が実際は99億9800万円だったのに49億8700万円と有価証券報告書にうその記述をしていた疑い。多額な役員報酬に対する社会的な批判をかわすため、海外の高級マンションなどの形で毎年10億円程度の便宜供与を受けていた模様だ。発覚したのは日産社内の内部通報制度による内部告発だった。 もしもゴーン氏が東京地検特捜部の発表内容通りに不法行為を実行していたとしたら、企
世界で急増しているベジタリアン、ヴィーガンといった菜食主義者。彼らは和食が好きなのだが、オランダで開発されて話題になっているのがタピオカでんぷんと海藻グルコースからつくられた、サシミの”そっくりさん”だ。 ● ベジタリアン・ヴィーガンは 和食が好きという事実 2020年のオリンピックイヤーを待つまでもなく、インバウンド消費が賑わう日本。特に外食産業は今後も急成長が見込まれているが、そこにはいくつもの課題がある。たとえば、外国語対応やマナーの問題はもちろん、イスラム系観光客へのハラル対応なども必要とされている。 ハラルの他に、菜食主義(ベジタリアン・ヴィーガン)も無視できない。動物愛護のため、環境問題への危惧、さらには健康のためまで、さまざまな理由から、菜食主義に転向する人が急増している。肉や魚を食べないベジタリアンや、さらに厳しく「動物からの搾取に貢献しない」という信念のために卵や動物の乳
あなたの自宅ポストに毎月届く電気料金の明細書には、電気の使用量と請求予定金額が大きく記載されている。その電気料金の「総額」を一目見れば、「今月は使い過ぎたなあ」と察知することができる。 では、実際に電力を“食った”家電製品がどれで、どの程度の料金が掛かってしまったのか。細かい内訳が書かれていれば、具体的な節電のプランを立てやすい。そんな明細書があったなら──。 そうしたニーズを形にしたのが、インフォメティスが開発したアプリ「うちワケ」だ。 どんなアプリか説明しよう。家庭の分電盤に設置した手のひらサイズの小さなセンサーが、分電盤に流れる各家電の電流波形を読み取り、どの家電がどれくらいの時間使われていたかを分析。その結果はパソコンやスマートフォンに送られる。使用頻度の高い家電をランキングしているので、効率的な省エネ対策も立てられる。電気料金がどのように加算されているのか“見える化”できるのだ。
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