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◆W杯で輝けなかった「エース」の本音~中村俊輔(2) 2010年南アフリカW杯に向けて、新しいスタートを切った日本代表はイビツァ・オシム監督が指揮を執った。 ■ドイツW杯、中村俊輔が明かす「俺が輝けなかった」理由 中村俊輔は、中田英寿引退後の代表チームにあって、中心選手になっていた。その存在感は、ジーコジャパン時代の中田のような、絶対的なものだった。 2007年11月、オシム監督が脳梗塞で倒れると、岡田武史監督が代表の指揮官に就任した。 W杯予選が間近に迫る代表合宿において、岡田監督は中村、中澤佑二、遠藤保仁の3人を部屋に呼んで、「おまえたち3人が(チームの)中心になってやってくれ」と伝えた。中澤がキャプテンになり、経験豊富で試合を組み立てる力がある中村と遠藤がチームのけん引役を任されたのだ。 「代表のために、代表が強くなるために『何かできないかな』っていう意識が強かった」 中村は相当な覚
写真:津田宏樹 4月からスタートしたドラマ『宮本から君へ』がもうじき最終回を迎える。しかし原作を読んでる人ならすでに「あ、これは原作のこのあたりで終わるんだな」と予想がついているはず。『宮本から君へ』には、ドラマ化されたエピソードの先がまだある。連載当時、物議を呼んだシーンも含めて。「ドラマ化をきっかけにこの名作を読んでほしい」、そして「もう一度『宮本から君へ』について考えてみたい」という思いから、作者の新井英樹にインタビューをおこなった。彼の仕事場で。 春が来て…… ──『宮本から君へ』(以下『宮本』)は新井さんの週刊連載デビュー作ですけど、新井さんの初投稿作『俺たちには今日もない』(『セカイ、WORLD、世界』に収録)を読んだら、『宮本』とはタッチも路線もまるで違っていて。この間にいったい何があって『宮本』ができたんですか? さかのぼって話していい? 俺、もともと永井豪さんの『デビルマ
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