東京都千代田区と新宿区、2つの区を跨る土地に位置する市ヶ谷駅付近には、もともと江戸城のお濠の一部である外堀と名物の釣り堀、市ヶ谷フィッシュセンターがある。駅周辺には、学校や会社などがところ狭しと建ち並び、会社員や学生と思しき人たちが駅前を行き交う。 おおよそ人が住んでいるようには見えない。事実、千代田区は東京23区の中でも、人口がもっとも少ない。 この千代田区と新宿区を跨ぐ市ヶ谷駅から、唯一無二の個性を放つラッパー・Jinmenusagiの取材はスタートした。 目次ラッパー・Jinmenusagiと歩く、夜は眠る街「嫌な奴でした。親や先生、友達の言うことも聞かない」中国語では、『大麻』と『おばさん』の発音がすごく似てるラッパー・Jinmenusagiの目に映る、千代田区という特性お気に入りの喫茶店で腰を落ち着け、インタビュー開始ニコ動でラップしてるやつは大体が下手だったニコラップと周りとの